ROGER DUBUIS
ロジェ・デュブイ/エクスカリバー ウラカン ペルフォルマンテ
あの名車の「スーパー」感をダイナミックなデザインと高性能で
憧れのスーパーカー、ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテのスピリットを腕時計に余すところなく表現。ケースに使用する先端素材のカーボンは、随所に肉抜きを施し、いっそう軽量に。フロントデザインを思わせる凝ったオープンワークもファンにはたまらない。水平から12度傾けたテンプも運転時の手首の角度を想定したもので、そのコンセプトは徹底されている。
RAYMOND WEIL
レイモンド・ウェイル/タンゴ GMT
ボブマーリー2 リミテッドエディション
世界のどこにいても「ラスタ」を感じられるグッドコラボ
ひと目で「それ」とバレてしまうコラボは気恥ずかしいものもある。その点、レイモンド・ウェイルは気が利いている。ボブ・マーリーを象徴するラスタカラーを針と文字盤外周でセンスよくあしらいつつ、ブラックダイヤルに本人を戯画化した「ライオンヘッド」のデザインを黒で入れる手の込みよう。
ベースになっているのは第2時間帯表示を搭載した「タンゴ GMT」。世界のどこでもレゲエを感じていられる、気分ノリノリな1本。
RADO
ラドー/トゥルー シンライン マイ バード リミテッド エディション
見事にエングレーブされた鳥の羽でアートな感覚を研ぎ澄ます
ディープリッチブルーのセラミックスケースに刻印されているのは、鳥の羽。ケースとベゼルが一体化したモノコックケースの薄型時計「トゥルー シンライン」の新作は、ロシア出身の世界的アーティスト、エフゲニア・ミロさんとの共作だ。羽が想起させる軽やかさと飛翔に欠かせない強靭さは、セラミックス素材の特性とも重なる。鳥好きにもアート好きにもグッとくる。
HUBLOT
ウブロ/クラシック・フュージョン
ベルルッティ スクリット フラットビアンコ
物作りを愛する両者がこだわり抜いたフュージョン
アート・オブ・フュージョンをコンセプトとするウブロの真骨頂が、2016年から続く、ベルルッティとのコラボレーションだろう。文字盤に、定番「スクリット」のヴェネチアレザーをあしらう斬新な発想で、時計界を沸かせた。18世紀のカリグラフィーに着想を得た刻印からは、時を超えたロマンも滲む。
日本限定の最新モデルは、白がテーマカラー。ストラップはシューズのレザーと同じ工程を経て縫製。ダイヤルのレザーは、水分による腐敗や酸化から守るプロセスを経ている。
※本文中における素材の略称は以下のとおり。SS=ステンレススチール
柴田 充、髙村将司、渋谷康人、水藤大輔、中村英俊=文