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高すぎる? いや、深すぎる腕時計の世界をこっそり覗き見る6本
超複雑機構は、機械式時計の最高峰。計時にとどまらない多彩なシステムを、すべてゼンマイを用いて実現しようという並ならぬ情熱と技術が、世の男たちを盲目的にさせるのだ。高すぎる? 答えはNO。なんてお構いなしに買えればいいけどね!
CVSTOS クストス/チャレンジ シーライナー ダブル トゥールビヨン 2つの特許を取得したダブルトゥールビヨン
3時位置と9時位置にダブルトゥールビヨンを搭載し、その等時性で高い精度を一定に保つ。本作が備える革新機構は2つの特許を取得。1つは圧倒的なパワーを生み出す4バレルの並列配置。もう1つは、バレルをつなぐディファレンシャルギアの軸受けへのセラミックス製ボールベアリングの採用で、強度や摩擦によるエネルギーロス、耐衝撃を向上させている。またダブルトゥールビヨン初の8振動も実現させた。
JAQUET DROZ
ジャケ・ドロー/マジック・ロータス・オートマトン
蓮の一生で輪廻転生の世界観を語るオートマトン
オートマタの伝統を継承する本作は、禅の庭園をテーマとし、輪廻転生の世界観を表現する。文字盤に据えられた蕾や開花した花々、種子という蓮の一連の姿で、春から夏、秋、冬へと移り変わる四季と永遠に続く命の輝きを表す。
外縁のリングが回転し、水流を表すとともに、流される蓮の花や、長寿や勇気、忍耐のシンボルである鯉が尾を振って泳ぐ様子をオートマタで緻密に表現。
H.MOSER & CIE.
H.モーザー/スイス・アルプ・ウォッチ コンセプト ブラック
時を表示せず、時を知らせるユニークピース
今や腕時計の現代アートとも呼べるほど、H.モーザーのウォッチメイキングはコンセプチュアルだ。これまでのロゴとインデックスを省いたのに続き、本作ではついに針までも取り去ってしまった。
代わりにミニッツリピーターとフライングトゥールビヨンという2大コンプリケーションを搭載。しかもそれらを某スマートウォッチのカウンターデザインとなるレクタンギュラーケースに収める。肝心な時刻を知るにはリピーターを作動させ、その音数から確認できる。
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