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オリスのここがスゴい②
クオーツショックを乗り越えて機械式時計を守った!


2度目の危機は、かの有名な「クオーツショック」である。セイコーの「アストロン」が1969年、世界で初めてクオーツ式の腕時計を発表。その精度は革命的で、それまでスイスの高級時計で±約10秒とされていた日差を、月差±3秒以内というレベルにまで引き上げた。

時代はクオーツ式に傾き、スイスの機械式は一気に衰退。1970年には9万人いた時計産業の従事者も1984年には3万人にまで激減し、時計会社も10数年で3分の1にまで減少した。オリスも例外ではなく、900人いた従業員が数10名に激減。存続も危ぶまれる事態に陥ったのだが、そこでオリスのとった行動がまたスゴい。

ライバル社がクオーツ時計の開発を進めるなか、オリスは再び機械式が人気を取り戻すと予想し、あえて時代の流れに逆行、徹底的に機械式にこだわると決めたのだ。その予測は的中し、80年代には機械式が世界的に再評価され、復権。オリスこそ復活劇の最大の功労者だと評価する声も多く、「100%機械式スタイル」は今なお貫かれている。

 

敬意を持って銀座のブティックを訪れよう!


先行販売される「ビッグクラウン ポインターデイト」の新色・ディープレッド。ブラウンレザーストラップ(左)17万5000円、ステンレススチールブレスレット(右)19万5000円/ともにオリス(オリス銀座ブティック 03-6228-6866)


オリスの奮闘が今の時計シーンを支えた。これが決して大袈裟ではないことはおわかりいただけたと思う。そんなオリスのブティックが日本に初オープンするというニュースは、とても喜ばしく感じられるはずだ。

ブティックはバーゼルやチューリッヒのオリス同様のインテリアで彩られており、店内を見てまわるだけでも気分良し。オープンを記念し、人気モデル「ビッグクラウンポインターデイト」の新色・ディープレッドも先行販売される。また、店頭で時計を試着してその姿をSNSにアップすると、先着で非売品のオリスオリジナルグッズがもらえるキャンペーンも実施する。

さぁ、さっそくオリスのブティックを表敬訪問しようじゃないか。

 

[ショップデータ]
オリス銀座ブティック
住所:東京都中央区銀座 4-3-14 和光オリスビル
電話:03-6228-6866
営業:11:00〜20:00

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