今やGoogleMapは生活必需アプリのひとつだけど、このGoogleMapは何だと思う?
作成者は昨年秋にデビューした新鋭ブランド「ネイティブコード(NATIVE CODE)」。
「世界中に散らばるナチュラルランドスケープと着る人を繋げていく」というコンセプトを引っ提げ、写真家が世界各地で収めた“移りゆく自然の美しさ”をプリントしたアパレルを展開している。
よーく見ると、「いつ」「誰が」「どこで」撮影した写真かという記録も一緒にデザインされている。
なるほど、これが冒頭の世界地図のピン留めと連動しているワケだ。
第一弾として発表された10型は、写真家の若木信吾さんと酒井貴生さんが参画。
「Sweat Hooded Pullover」1万7600円/ネイティブコード(シュタイン 03-6435-3932)
例えばこちらのスウェットパーカは、2008年7月に若木さんが、アメリカ・カリフォルニア州のヨセミテ国立公園を起点とするジョン・ミューア・トレイルで撮影した写真をプリントしたものだ。
写真の枠には、ロケーションの緯度経度を示すマッピングコードが記されている。
「P」「L」「D」は、それぞれ写真家の名前、撮影場所、撮影された日付を表している。
ネイティブコードが採用するボディは、再生ポリエステル樹脂「BRING Material」を使用したもので、このほかにスウェットシャツとTシャツをラインナップ。
上段●「Sweat Hooded Pullover」1万7600円、下段●「Sweat Pullover」1万5400円/ともにネイティブコード(シュタイン 03-6435-3932)
第二弾として本日発売されたのが、写真家の上田優紀さんとのコラボレーション。
世界最高峰のエベレストや、マナスルなどのヒマラヤ山脈をはじめ、南米・パタゴニアの名峰フィッツ・ロイの荘厳な景色をプリントしている。
こちらのTシャツにプリントされているのは、酒井貴生さんが撮影したハワイのキラウエア火山だ。9900円/ネイティブコード(シュタイン 03-6435-3932)
1プロダクトにつきわずか50着の完全限定生産という点も、自然が織りなす一瞬の美しさを捉えた写真の稀少性と、どこかリンクする。
また売上の3%は、海外での森林保全・再生に取り組む公益財団法人「国際緑化推進センター(JIFPRO)」へ寄付されるとのこと。
環境問題への深刻な影響と隣り合わせのアパレル業界に、新たな一石を投じるブランドとして注目したい。
[問い合わせ]シュタイン03-6435-3932nativecode.online