俳優・モデルとして多方面で活躍する水上剣星さん。彼を語るうえでハズせないのが、
キャンパーとしての顔だ。
水上剣星●1984年、東京・月島生まれの横浜育ち。15歳でモデルデビュー後、渡米。帰国後俳優としての活動を開始。キッズブランドのヒムハー、昨秋ローンチしたクライマーズ クライマックスを手掛ける。2人の娘を持つ父親でもある。
都市に拠点を置きながら、気が向けばフットワーク軽くアウトドアフィールドへと繰り出していく。
そんなスタイルを常とする水上さんが企画・ディレクションに携わったのが「クライマーズ クライマックス」。昨秋に満を持してスタートした気鋭のブランドである。
メンズビギのディレクター、鈴木敏之さんが手掛ける「フューズ(FUSE)」のアウトドアラインとして、洗練されたルックスにキャンプに役立つスペックを持たせた。
先に言ってしまうと、クライマーズ クライマックスのラインナップは、ガチのアウトドア服ではない。
「機能性に特化したウェアも魅力的ですが、僕のキャンプにはオーバースペックなことが多くて。丁度良い服って、意外とないんですよ」。
水上さんがそう語るように、自身のキャンパーとしての実体験をベースに、「街からフィールドをシームレスに行き来するうえで本当に必要な機能は何か」を吟味して生まれた、いわば“引き算のウェア”だ。
と言っても、そのいい塩梅というのが案外難しい。そこで、まずクライマーズ クライマックスとしてこだわったのが、素材だ。
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