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葉山の夏季限定カフェで、留学を控えた看板娘の前途を祈念した
シーズン連載「海辺の看板娘という名の愉悦」酒を通して人を探求する大好評ドキュメンタリー連載、「
看板娘という名の愉悦」。普段は首都圏の飲み屋街を練り歩く筆者だが、せっかくの夏。趣向を変えて、我々の大好きな「海」へと繰り出すことにした。この夏は、潮香る海辺で出会った看板娘たちに酔いしれよう。
「海辺の看板娘」、第2回は神奈川県の葉山。三浦半島の西部に位置する“ザ・海辺のリゾート”だ。
新宿駅から湘南新宿ラインに乗車。約1時間で逗子駅に着いた。
関東地方も梅雨が明け、駅を出ると待ち構えていたかのような蟬時雨。ここからバスに揺られること約20分、「一色海岸」のバス停で降車した。
今回の舞台は、7月と8月の土日祝だけオープンするカフェ「ON THE COB」。「corn on the cob」で軸付きトウモロコシという意味だが、これを店名に冠した理由は後ほどわかる。
軒先の水場では、海で遊び終わった紳士が体についた砂を洗い流していた。
そして、店内には看板娘の姿も。
まずは、お酒である。看板娘に聞くと、コロナビールを自家製レモネードで割ったオリジナルドリンクが人気だという。完璧すぎる。
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