ブーツにおける基本のメンテナンス方法とは?
奥深いメンテナンスの世界。まずは基本のメンテナンスをしっかり押さえておこう。用意するものは以下のとおり。ちなみに写真はすべてブーツケア用品専業ブランド「The Mail's Shoe Care Co.」のアイテムだ。
<ケアで使用するアイテム>
・クリーナー
・クリーム
・ワックス
・白馬毛のブラシ
・ヤギ毛のブラシ
ここでアレッ? と思った人はいないだろうか。そう、ブーツケアの定番と言われる「オイル」が存在しないのである。
「オイルは、浸透性がとても高いアイテム。革を柔らかくするには有効なので、革が硬いと感じたら塗ってあげますが、レギュラーのメンテナンスでは必要ないと思います。塗りすぎたり、頻繁に使うと革が柔らかくなりすぎて、型崩れを起こすことがあるんです。塗っても、半年に1度のペースで十分ですよ」。
これは意外な盲点だろう。さて、それではメンテナンス方法を解説していこう。
シューツリーを入れて、硬めの馬毛でブラッシング
作業がしやすいようにシューレースを外し、シューツリーを入れる。コシのある馬毛でブーツ全体をブラッシングし、汚れを落としてゆく。ヴァンプ(つま先)のシワやタン、ウェルトも念入りに行うこと。
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