シャツ一枚で気持ちいい季節。こんなスタイルはどうか。ライトブルーが爽やかなワイドストライプの一枚を、側章付きのイージーパンツでスポーティに。とはいえ、シャツは定番のレギュラーカラー、パンツはベージュのコットン製で王道を行くから馴染みやすい&着こなしやすい。言うことなし。
ヒップホップやクラブカルチャー黎明期を思わせるトラックジャケット。身頃上部はグッチのアイコンを配したツイル生地で切り替えられ、ダイヤモンドステッチが施されている。
それに合わせたグレンチェックのパンツは3タック。着こなしのルールは昔と変わらず。でも、明らかに今っぽい。古典から今の音を構築するブレイクビーツなどにも共通するモノ作りにハッとする。
「IF THEY DID BUT KNOW」というフレーズを背面にあしらったジャケット。この言葉は、グッチのクリエイションに影響を与える場所として指定される「グッチ プレイス」のひとつ、イギリスの「チャッツワース・ハウス」に由来するものだ。
もしも、このアイボリーカラーの一着がコットンジャージー素材で、すこぶる快適な着心地だとみんなが知っているとしたら……そりゃもちろん着たくなるよね。
清水健吾=写真 菊池陽之介=スタイリング AMANO=ヘアメイク