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海、マイカー、喫茶店。サードプレイスは人それぞれ


海

●あなたにとってのサードプレイスと、その場所での過ごし方を教えてください。
「海。ボーッとする」(45歳)
「自宅マンションのライブラリールーム。自分を見つめ直す」(45歳)
「人気のない公園。ベンチで寝転びます」(41歳)
「マイカー。音楽を聴くなどしてリラックスする」(45歳)
「喫茶店。コーヒーを飲み、新聞を読む」(42歳)
「ファストフード店。ポテトを食べてのんびりして過ごす」(43歳)



回答を見てみると、その場所は人それぞれ。自宅や職場ではないというだけで、基本的には生活圏の中でサードプレイスを持つ人が多かった。そしてサードプレイスでの過ごし方は、まさに自由気まま。ボーっと何もしない人や好きなことをして過ごす人など、「しがらみなく自分時間を過ごせる」という観点で選ばれているようだ。

しかし、サードプレイスは「ひとり時間を過ごせる場所」というだけではない。中にはこんな回答も。

「嫁の実家。子供と一緒に自然に触れ合う」(44歳)
「行きつけの居酒屋。知り合いと飲む」(40歳)
「友人の経営する店。おしゃべり」(42歳)


この通り、サードプレイスとは必ずしもひとりで過ごすためだけの場所ではなく、「誰かと時間を過ごす場所」もそのひとつであるのだ。パブリック(職場)やプライベート(家)という価値観には分類されないという意味での「第三の場所」を、存分に楽しんでいる姿が浮かんでくるだろう。

これらを踏まえてわかったのは、40代男性にとってのサードプレイスとは、「価値を求めなくていい場所」だということ。いわば価値の外にあるため、すべてを小休止できる場として存在している。ただボーっとしたい、ただ話したい、ただ食べたいと、そこで過ごす時間に意味などなくてもいいのだ。

サードプレイスとなり得る場所は人それぞれだが、たとえばひとり飯で出かけるお店やふらりと足を運ぶ旅先などもそのひとつ。そう考えると、実はサードプレイスと認識していなかっただけで、誰でもそういう場所をひとつは持っているはず。

ぜひこれを機に、自分のサードプレイスはどこなのかを見つめ直し、”価値を求めなくていい”自分らしい時間の過ごし方を考えてみてはいかがだろう。

 



アンケート協力=アイリサーチ

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