—ならば左のこちらは? なんだかちょっと懐かしい雰囲気もありますが。 久﨑 これは「アメリカ型」の生地ですね。空紡糸と呼ばれる糸で編んだものです。
通称「アメリカ型」のフレスカプレート オーバーサイズTシャツ —なるほど。どうりで馴染みがあると思ったら。 久﨑 若い頃は当然、僕もヘインズやフルーツ・オブ・ザ・ルームといったアメリカ製のTシャツを着てました。その良さは今も重々承知しています。ただ、50代になった今それを着るとなると、個人的にはカジュアル過ぎるんですよ。
—それで? 久﨑 それらを解消するために考案した生地が「フレスカプレート」です。独特なコシを持っていて、ラフな風合いが特徴。それを活かして、大人がスマートに着られるようにデザインしたのが「フレスカプレート オーバーサイズTシャツ」なんです。
—デザイン面ではどんなこだわりが? 久﨑 リブの佇まい、袖を下ろしたときに脇下に生まれるふくらみ具合など、スマートに見えるように工夫しました。これも当然、何度も何度も試行錯誤を繰り返した結果です。
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