「糖質オフ男」とは… スマートなカラダのためには、第一に糖質オフ生活。それだけでなく、年々衰える肉体のケアも重要になってくる。特にエネルギー消費を効率化する基礎代謝については十分意識したい。
代謝を良くするカラダづくりに必要なことといえば、やはり筋トレ! ではあるが、重い負荷をかけるトレーニングに頼らない「ストレッチ」でも、血流が良くなることで基礎代謝を上げる効果があるといわれている。
例えば肩。毎日同じ姿勢で長時間椅子に座り続けるパソコン作業をこなしていると、ひどい肩こりに襲われることがある。この肩こりこそ、全身に疲労感をもたらすばかりでなくカラダの代謝を悪くし、全体的なエネルギー消費の効率を下げてしまうことも。
肩こりを解消するには、こり固まった部分を刺激するだけでは効果が薄い。肩全体を柔軟に動かすようなストレッチが必要になってくるのだ。
このストレッチを、日常生活の中でいかに自然に取り入れるか。そこでオフ男は、肩こりを解消しながら女性を口説くことまでできてしまう、
「脇ドン」という技を編み出した。
気になる女性社員を壁際にいざない、ソフトなタッチで手を壁にドン! そして甘い言葉で「今晩、食事に行かないか?」と食事に誘う「壁ドン」は、オフィスラブ・ドラマでよくあるシーン。
ここでオフ男は、腕をいっぱいに上に伸ばして、脇を壁にドン! そして、伸びた脇をもみながら「今晩、食事どう?」と甘い言葉をささやく、壁ドンならぬ脇ドンで女性を口説くのだ。
この脇ドン、肩こりには絶大な効果がある。
肩がこっていると感じるときは、無意識のうちに肩が上に引っ張られ、いわゆる「肩をすくめる」状態。肩だけでなく、周辺の背中の筋肉や脇に近い部分の筋肉が硬く、肩甲骨が広がって正しい位置に収まっていないのだ。
しかし脇ドンをすることにより、広背筋と呼ばれる背中の筋肉がストレッチされ、背中の筋肉、特に脇に近い部分が柔らかくなる。すると腕や肩の可動域が広がり、肩甲骨の位置も内側に収まることで肩が下がりやすくなって、肩こりの解消に繋がるというわけだ。
この脇ドン、こっている肩側だけではなく、逆サイドでも施しておきたい。「今晩、食事どう?」のセリフから軽やかにターンし、反対側でも脇ドンをしながら「君のことが気になっていたんだ!」というセリフで締める。このとき、渾身のキメ顔もお忘れなく。
さて、脇ドン効果でオフ男の肩は凝り知らず。しかし、なぜだろう。今のところ気になる女性社員と食事へ行ける成功率は、きわめて低い。
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