健康は日常生活で作れる! 専門家からのティップス
教えてくれるのは……
【アドバイザー】知念 穣さん東京プロポーションラボのチーフ・トレーニング・オフィサー。国立スポーツ科学センターで、トップアスリートに対するトレーニング指導に携わった経験も持つ。現在はメディカルとトレーニングの医科学的なエビデンスと独自のノウハウを駆使して、パーソナルトレーニングを指導している。
「『脇ドン』、面白いですね! 脇口の筋肉が柔らかくなるので、肩こり解消に効果があるストレッチのひとつといえます。ただ、いきなり女性に脇ドンをすると驚いてしまうので、オフィスでやるのであれば、あまり人がいないところを探してひとりで行ったほうが良いかもしれませんね(笑)。
そしてこの脇ドン、つまり脇のストレッチは、実は結構難しいんです。というのも、そもそも普段は背中の筋肉を意識しないため、筋肉の動かし方がわからず、正しいストレッチ体勢にならないことがあります。そのため、まずは背中の筋肉や脇口の部分を使えるようになるストレッチをすることをおすすめします」。
「オフィスのデスクに座りながらできる肩こり解消ストレッチは多いです。例えば、腕で頭を持ち、グッと引っ張って首筋を伸ばすストレッチ」。
「手を組んで、後ろに腕を引っ張りながら背中を反らしたり、逆に手を前に伸ばして背中を曲げたりするストレッチ」。
「そして、胸の前で腕をクロスして、グッと胸側に寄せることで筋肉を伸ばすストレッチ。どれも簡単ですが、普段は使わない背中の筋肉を伸ばすことができるので、次第に可動域が広がり、オフ男のような脇ドンも違和感なくできるほど背中の筋肉が柔らかくなります。こういったストレッチでしたら、周りの目も気になりにくいのではないでしょうか?
デスクワークなどをしていると、集中して何時間も椅子に座りっぱなしという方が多いですが、できれば1時間に1回は3分ほど休憩をとって、こうしてストレッチをする時間を作ってあげましょう。リフレッシュにもなりますし、この積み重ねで肩こりが解消され、代謝の良いカラダに近づけますよ」。
連載「糖質オフ男」一覧へ 糖質オフ男カラダの曲がり角といわれる「37.5歳」、もう若い頃のような食生活ではいられない。格好良くいたいのであれば、生活に「糖質オフ」を取り入れることが肝心だ。そんな中、一風変わった”糖質制限生活”を送る男がいた。その名も、糖質オフ男。ストイックなダイエットでも筋トレでもなく、独自の糖質制限法でスマートにカラダをキープしていく、アラフォービジネスマン・糖質オフ男の哲学を紹介していこう。
上に戻る 【取材協力】東京プロポーションラボ住所:東京都渋谷区猿楽町7-1電話:03-6455-3666 www.tpl.tokyo/ 島崎昭光=文 波打ベロ子=イラスト