>連載「オッサンIT化計画」を読む 年齢を重ねるにつれ、こだわりが増すのがAV機器というもの。移動中でも良い音を愉しみたい男性なら、特にイヤフォンやヘッドフォンは、納得がいくものを選びたいはずだ。
そこで注目したいのが、先ごろ発売されたばかりの「nuraphone(ニューラフォン)」(5万5000円[税込])。
ユーザーの聴力にあった設定を自動的に行うことで、より満足度の高い音が得られるパーソナライズ機能が特徴のカスタムヘッドフォンだ。試聴機を借りてその性能を、実際に体験してみた。
耳の特性にあわせて音質を最適化する「パーソナライズ機能」が特徴
カスタムできるヘッドフォンやイヤフォンといえば、自分の耳の形にあわせてイヤーピースを成型する製品をイメージする人も多いだろう。
しかし、今回体験したニューラフォンで行うのは、そうしたハード面のカスタマイズではなく、ソフトウェア・レベルでの最適化となる。
具体的には、耳の中で反射して生じる微小な音(耳音響放射)を分析することでユーザーの聴こえ方を測定し、低音・中音・高音の領域ごとに、ベストと判断される状態に調整してくれるという。
自分で書いていても、何のことだか今ひとつピンと来ないのだが、要するに賢いイコライザー機能のようなものなのだろう。
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