パーソナライズで音の解像度が劇的に向上するが、ややドンシャリ気味?
ニューラフォンを利用するためには、最初にスマートフォンにインストールした専用アプリで、パーソナライズや初期設定を行う必要がある。
ちなみに、このヘッドフォンはスマートフォンと組み合わせで使うのが基本。Bluetoothに対応していればスマートフォン以外の機器でも利用できるのかもしれないが、その性能をフルに発揮できない点に注意してほしい。
パーソナライズを済ませれば、使い方は普通のワイヤレスヘッドフォンとほぼ同様。ポイントとなるのは、パーソナライズモードや後述するソーシャルモード(ノイズキャンセリング)のオン・オフだ。
まず、最大の特徴となるパーソナライズモードを利用した感想だが、確かにオンとオフでは音が違う。
製品紹介に記載されている「ミュージシャンが意図した楽曲の本来の音」になっているのかどうかは判断がつかないのだが、割と激しい感じのロックでも、ドラムやギターなど楽器の音がはっきりと聴きわけできるようになる印象。いわゆる「音の解像度が高まった」状態になった、ということなのだろう。
本体が約330gと、まぁまぁの重量なので長時間の装着は疲れるかなと思っていたのだが、快適な状態が意外と維持できたのは、パーソナライズモードで得られる音の心地良さが関係しているのだろう。
ただし、個人的には高音と低音がやや強調されてしまっているようにも思えた。ニューラフォンのアプリには、ユーザーが操作できるイコライザーが用意されていないので、ドンシャリなの音が苦手という人は、音楽の再生アプリ側である程度調整をしたほうが良いかもしれない。
3/3