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2019.08.13

あそぶ

教えてEKIDEN News。TOKYO2020のマラソン観戦を成功させるQ&A


チケットがなくても観戦が楽しめるオリンピック競技、それがマラソン。TOKYO2020と同じコースを走る「マラソン・グランド・チャンピオンシップ」を9月15日(日)に控えた今、知って得するマラソン観戦術を短期連載で。


「箱根駅伝もそうなのですが、ノープランで現場に行くとただ混んでいるだけで、選手もほとんど見れず、マラソン嫌いになって帰ってくる可能性があります(笑)。観戦者も万端の準備を整えておきましょう」というEKIDEN Newsの西本武司さん。

では、万全の準備ってなんなのか。TOKYO2020のマラソン観戦に役立つ6つのQuestionに、西本さんがAnswerする!

西本武司さん●中長距離レースや駅伝に関する世界の情報を配信する「EKIDEN News」主宰。トークショーや、松浦弥太郎著『それからの僕にはマラソンがあった』(筑摩書房)にて対談を行うなど、幅広い分野で活躍。昨年好評を博した「あまりに細かすぎる箱根駅伝ガイド!」(ぴあMOOK)を今秋も発売予定。公式ツイッター(@EKIDEN_News)もチェック!

 


Q. ベストな観戦場所はスマホで検索?
A. 検索してる間に選手は走り抜けます。


1カ所で見るならまだいいですが、2カ所、3カ所と回りたい人は、乗り継ぎ、ホームのどこで乗降するのが最適か、いちばん近い出口などをチェックしておきましょう。

西本さんが見どころのひとつに挙げている神保町。都営新宿線、三田線、半蔵門線が乗り入れるため、移動の仕方も計算が必要だ。

大体の人は当日Googleマップで見ればいいと思うでしょうが、当日は混雑により通信状況が不安定なことも考えられるし、そもそも地下鉄の出口が非常に見づらい。どこに出ればいいんだろう、とスマホをいじっている間に選手はどんどん進んでいきますから、事前のチェックが必要です。

またレース当日は地下鉄出口が封鎖されていることもあります。東京オリンピック当日もまったく同じ場所が封鎖されるかは分かりませんが、9月15日(日)に行われる、東京オリンピックのマラソン日本代表選考を兼ねたMGC(マラソン・グランド・チャンピオンシップ)でどこが封鎖されているのかをチェックしておくのは得策でしょう。

 

Q.自転車で追いかければいいんじゃない?
A.バカ言っちゃいけません。


東京在住者やトライアスロンをやっている人は、自転車で行けるんじゃない? 都内は自転車が最速でしょ、と思っている人もいるでしょうが、バカを言っちゃいけない。

MGCはオリンピックのリハーサルでもあるのです。警視庁が威信をかけて警備にあたるため、自転車はほぼ排除されると見て間違いありません。裏道もあちらこちらが進入禁止になっている可能性があります。実際、群馬県で新年に行われるニューイヤー駅伝を自転車で回ろうとした僕は「はい、その自転車寄せて~」と白バイから注意を受けてレース観戦が終了したことがあります。MGCともなれば、その警戒はさらに厳しくなるでしょう。



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