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35km以降で観戦のススメと、オススメ観戦場所


Photo:EKIDEN News


普段マラソンを見ない人に説明をしておくと、通常35km付近まで、選手たちはほぼ集団になって進んでいきます。なぜかというと、42.195kmを走りきるためにはギリギリまで体力を温存しておかなければいけないからです。しかも今回はタイムに関わらず、1位と2位の選手は無条件に東京オリンピックに出ることができます。そのため選手たちは間違いなくスロースタートで入ります。

集団走を見たいのであればコース前半での観戦でも構いませんが、競り合う選手たちを見たいのであれば、35km以降で観戦するべきなのです。

ということで、もうひとつのオススメが36km以降の外堀通りと、外苑西通りです。コースの高低図を見ていただくとお分かりになると思いますが、36km付近からは登り坂。



選手たちはここまで足の力を残しておいて、ここから一気にスパートをかけていく確率が高い。36kmで飛び出すのか、じわじわと追いかけていくのか、選手たちの戦略も見ることができます。

逆に外苑前のいちょう並木まで行ってしまうと、大混雑と銀杏の木が邪魔をして選手が見られない可能性が高い。36kmから41kmあたりまではスポット的にも地味な場所なので、沿道沿いに進んでいけば、混んでいないポイントが見つけられるはずです。

 

次回は、マラソン観戦ビギナーのためのQ&Aをお届け!

 

林田順子=取材・文

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