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2019.07.30

からだ

男らしさは大胸筋に宿る。プッシュアップバーを使ったBetterトレーニング

>連載「Make Better, The Fitness」を最初から読む

胸板が厚いと、「あぁ、この人鍛えているんだ」とひと目でわかってもらえる。また、スーツの着こなしが格段にスマートに見えるというメリットも。男性らしい逞しいスタイルを強調したい人なら、胸筋はマストで鍛えるべき部位だ。

家でできる胸筋トレーニングといえば、プッシュアップバーを使った腕立て伏せが人気。この運動の効果を最大化するにはフォームがカギとなるが、ポイントを押さえておかないと“できているようでできていない”、という事態に陥りやすい。男性らしいスタイルへ早く近づきたいのであれば、古徳さんに教えてもらうBetterなトレーニングを意識して取り組もう。


古徳さん古徳大輔さん
1980年生まれ。パーソナルジム&キックジム「StudioK」代表で、現役空手家。「食と運動を通じて、心身の健康と幸福を追求する」という理念のもと、フィットネスビギナーを中心に、プロアスリートやモデルなど、幅広い層から支持を得ている。ミス・ユニバース・ジャパン茨城のオフィシャルトレーナーも務めた。
StudioK HP:http://mito-studiok.com/index.html
KickGym HP:https://kickfit-studiok.storeinfo.jp/
TikTok:@dai_kick
Instagram:@studiok_dai



 


プッシュアップバーを使った胸筋トレーニング。
間違えやすい3つのミスポイント


ミスポイント①腕を広げる幅が狭い


間違い

腕を広げる幅を肩幅とほぼ同じにするのは、胸筋を鍛えるうえで避けるべきフォーム。主に腕の筋肉が動くことになるため、胸ではなく腕中心のトレーニングになってしまうというわけだ。

 

ミスポイント②腰が沈み込むのはNG

間違い

プッシュアップバーを使った腕立て伏せをするたびに、腰が沈んでしまうのは誤った体勢。お腹や膝が床につきやすくなり、身体全体を床スレスレまで下ろすことができなくなってしまうのだ。また、腰の上下動に伴う余計な力が加わり、負荷が腕や腰に分散してしまうのもNGな理由のひとつ。

 

ミスポイント③軽量プッシュアップバーはNot Better

間違い

軽量で気軽に手にできるプッシュアップバーが増えているが、使う際には注意が必要。フローリングの床に直接置いて使うとすべりやすいため、なんとか安定感を保とうと余計な力が入り、手首の関節を痛める危険性も。自宅にヨガマットやすべり止めテープがないのであれば、避けたほうがいいだろう。

馴染みのある腕立て伏せだが、正しいフォームでなければ、そもそも胸筋に刺激を与えることができないのだ。目的から逸れたトレーニングを続けるのはもったいない。そして、アイテムの選び方によってケガのリスクを少なくできれば、もっと効率よくトレーニングに取り組めるのだ。

次のポイントのチェックは怠るべからず。



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