胸板を目立たなくさせるサイジング術
まず向かったのはトップスコーナー。田中さんが見始めたのはシャツ類だ。そういえば田中さんは今日もBDシャツを着ている。
「シャツは、好きですね。なんだかんだ、選んでしまいます」。
そんな田中さんへビームスの中村さんからのアドバイスが「シャツは断然、フロントが開けられるタイプがオススメです。ポロシャツなどのプルオーバー型はいっそうサイズ選びが難しくなるので」。
確かに。でも、肩線やネックサイズなど、そもそもシャツはサイジングに制限が多そうだが……。
「フロントを開ける前提で選べば平気です。そうすれば、さまざまな制約はなくなり、むしろ着こなしやすくなるはず。そして選ぶべきはビッグシルエットの一枚」。
たとえば田中さんが手にしているストライプシャツ。右のトルソーを見ればわかるように、かなり大きめなつくりになっているが、胸厚マッチョな田中さんの場合はこれを、ジャストで着るといいのだとか。
ポイントは、アームホール、フロント、ネック。田中さんのような胸厚マッチョさんの場合、このあたりがジャストフィットになっていればOK。というのも、すべてボタンを閉じると窮屈になるが“フロントを開ける前提”ならば、ほんのりゆとりがあって丁度いい具合に収まるのだ。
そして、気になるインナーのTシャツ選びも考え方は同じだ。
クルーネックなら恐らく首の太さがいちばんのポイントになるが、ビッグシルエット設計のTシャツなら、そこでサイズを選べば大幅にアンバランスになることはないのだ。
むしろポイントは着丈で、通常のアイテムだと異様に丈が長くなってしまう危険もあるので注意。それでは最後に、胸厚マッチョさんに意外と重要なカラーコーデをまとめて……。
3/3