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胸板を目立たなくさせるサイジング術


まず向かったのはトップスコーナー。田中さんが見始めたのはシャツ類だ。そういえば田中さんは今日もBDシャツを着ている。



「シャツは、好きですね。なんだかんだ、選んでしまいます」。

そんな田中さんへビームスの中村さんからのアドバイスが「シャツは断然、フロントが開けられるタイプがオススメです。ポロシャツなどのプルオーバー型はいっそうサイズ選びが難しくなるので」。
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確かに。でも、肩線やネックサイズなど、そもそもシャツはサイジングに制限が多そうだが……。

「フロントを開ける前提で選べば平気です。そうすれば、さまざまな制約はなくなり、むしろ着こなしやすくなるはず。そして選ぶべきはビッグシルエットの一枚」。



たとえば田中さんが手にしているストライプシャツ。右のトルソーを見ればわかるように、かなり大きめなつくりになっているが、胸厚マッチョな田中さんの場合はこれを、ジャストで着るといいのだとか。

ポイントは、アームホール、フロント、ネック。田中さんのような胸厚マッチョさんの場合、このあたりがジャストフィットになっていればOK。というのも、すべてボタンを閉じると窮屈になるが“フロントを開ける前提”ならば、ほんのりゆとりがあって丁度いい具合に収まるのだ。

そして、気になるインナーのTシャツ選びも考え方は同じだ。



クルーネックなら恐らく首の太さがいちばんのポイントになるが、ビッグシルエット設計のTシャツなら、そこでサイズを選べば大幅にアンバランスになることはないのだ。

むしろポイントは着丈で、通常のアイテムだと異様に丈が長くなってしまう危険もあるので注意。それでは最後に、胸厚マッチョさんに意外と重要なカラーコーデをまとめて……。

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寒色使いでクールなスッキリスタイル完成!


シャツ8000円/ビームス、Tシャツ8000円/ラコステ×ビームス、パンツ8500円/リー×ビームス、スニーカー1万2500円/ナイキ ACG(すべてビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1620)


最初に手にしていた白ベースのシャツは膨張して見えるので、色はブルーにチェンジ。これだけで引き締め効果があるという。そして、全体的にリラックスした雰囲気が体型をカバーしてバランスよく見せてくれている。

ちなみに、先程の“ネックでサイズを決めるべし”というルールで選んだTシャツもご覧の通り。


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肩線はぴったりで、むしろジャストフィットな着こなしに。

「ビッグシルエットなんて言葉も知らなかったので、今日は刺激的でした。服を選ぶのって楽しいですね。あっ、ワールドカップの日本代表のオルタネートユニフォームは青なんですよ。気合い入りました!」。

最後までストイックな胸厚ラガーマン・田中さんから最後に、「ワールドカップはぜひスタジアムで! ピッチと客席の距離が近いので、体がぶつかり合う音やサインプレーの掛け声など、テレビでは味わえないスリルが味わえるはずです。そして……絶対、勝ちます!」。

胸熱なコメントを残して、田中さんはビームス 六本木ヒルズをあとにした。そして、胸厚な諸君は、ビームス 六本木ヒルズに向かうべし。

 






田中さんが行った店

ビームス 六本木ヒルズ
03-5775-1620
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ウェストウォーク 2F・3F 

 

池本史彦=写真 柴山陽平=スタイリング

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