OCEANS

SHARE


人生で一度は、ポルシェのオープン!


人生で一度は、ポルシェのオープン!ポルシェ 718 ボクスター

ポルシェ 718 ボクスター
ボディサイズ:全長4385×全幅1800×全高1295mm
燃費:約14.4km/L
総排気量:1988cc 乗車定員:2名
価格:712万円

F1マシンのようにエンジンを背後に積むミッドシップの718 ボクスターを走らせると、エンジンを羽織っているような感覚になる。その感覚はやがて、マシンを着ているような気分に変わる。

718 ボクスターのドライブフィールは、BMW Z4と比較するとよりクリアになる。マシンを着る感覚の718 ボクスターは、モビルスーツ、つまりはガンダムだ。一方、前方のエンジンをアクセルペダルで操るZ4は、正太郎君が操縦する鉄人28号。

718 ボクスターのドライブフィールは、BMW Z4と比較するとよりクリアになる。

優秀な機械を操る歓びが味わえるZ4に対して、ドライバーが精密な機械の一部になる快感を堪能できるのが718 ボクスターだ。そして718 ボクスターは、同じミッドシップのクーペ版、718 ケイマンと比べると、遮るものがないだけに水平対向エンジンの音や鼓動が直に伝わってくる。

実は同じような感覚をポルシェ911のカブリオレでも味わえる。ただし、エンジンと運転席の間に後席を挟む911よりも、ドライバーの背中越しにエンジンがある718ボクスターのほうが、「エンジンを羽織る」「マシンを着る」感覚は強い。車との一体感がハンパないのだ。

ポルシェの車は、常にドライバーをワクワクさせる。運転するのが純粋に楽しいのだ。そんなポルシェをオープンエアで味わえば、これまで経験したことのない高揚感が湧き上がってくるだろう。だから、人生で一度は「ポルシェのオープンカー」をすすめたい次第なのだ。

 



ポルシェのリアルスポーツを担うのがミッドシップの718シリーズ。そのオープン仕様がボクスターだ。高効率低燃費を掲げ、水平対向エンジンは伝統の6気筒から4気筒ターボへとダウンサイズしたが、心地いいサウンドとともに最高出力300PS&最大トルク380Nmを発生し、先代よりも俊足となる。ルーフを開けても閉めていてもキマリのいい美しいプロポーションも特徴だ。風を感じて走る“人馬一体”の走りはヤミツキになる。

 

ポルシェはオープンカー文化に明るい

ポルシェはオープンカー文化に明るい
ひと口に「オープンカー」と言っても、呼び名はさまざま。現在ポルシェで用意されているオープン仕様は「カブリオレ」や、ボクスターだけに設定された軽量スポーツ版「スパイダー」のほか、ダブルバブルのリアカバーを持つ限定生産の「スピードスター」(写真上)、そしてポルシェだけが名乗ることを許された、頭上だけが開くセミコンバーチブルの「タルガ」(写真下)が存在する。名門スポーツカーブランドならではの多彩なラインナップだ。

 

遠藤優貴(MOUSTACHE)=写真 サトータケシ、iconic=文

SHARE

次の記事を読み込んでいます。