“目”を見張るべき、アイ/ロエベ/ネイチャーの本気度
さて、現在のロエベのクリエイティブ ディレクターといえば、2012年度ブリティッシュ・ファッション・アワードで新人賞を受賞して以来、瞬く間にロンドンを代表するデザイナーとなったジョナサン・ウィリアム・アンダーソン氏である。彼が着任した2013年以降、ロエベは「スペイン王室からも愛されたブランド」という格式ある伝統の側面と、先鋭的なモードの側面の共存を実践してきた。
そんなロエベにおいても型破りな印象の「EYE LOEWE NATURE(アイ/ロエベ/ネイチャー)」だが、この名前の起源は「I LOVE NATURE」。
そう、自然が好きだというメッセージをブランド名になぞらえた言葉遊びからきているのだ。
ゆえにロゴは、自然を愛でる目のようなグラフィックに。
このロゴをデザインしたのは、フランスはパリを拠点に活躍するデザインユニット「M/M PARIS(エムエム パリス)」。ファッション界ではカルバン・クライン、ディオールオム、バレンシアガ、A.P.C.、ヨウジヤマモトなどがキャンペーンビジュアルを依頼し、音楽シーンでもビョークやマドンナ、カニエ・ウエストらが信頼する超大物である。
第2弾のコレクションではバッグのほか、コートやアウター、“アイ”ロゴを施したスウェットやロングスリーブTシャツ、マルチカラーを用いたニットキャップやマフラーなどの小物、スタイリッシュながらアウトドア対応のブーツなど、多種多様なアイテムをリリース予定。
うん、今後もその動向から“目”が離せなさそうだ。
[問い合わせ]ロエベ ジャパン カスタマーサービス03-6215-6116 谷澤修太朗=文