少しこだわるだけで、見える景色が大きく変わる。アイウェア購入の際には、レンズにもこだわることをおすすめしたい。ここでは、最低限のレンズの知識について紹介する。
昼視力、夜視力をしっかり測ろう!
昼間はクリアな視界でも、夜間になると滲んで見える。視力が低い人ならきっとそんな経験があるだろう。従来は昼間を前提とした視力検査だったが、ドイツの名門レンズメーカーのカールツァイスでは、昼間だけでなく夜間の度数も検査することで、夜間での見え方に考慮したレンズを作ることが可能なのだ。
検査方法は特別なものではなく、「アイ プロファイラー プラス」と呼ばれる機械に顔をのせるだけ。さらにカールツァイスでは、デジタル機器の使用による眼精疲労を防止する「デジタルレンズ」やドライブに適した「ドライブセーフレンズ」など、さまざまな機能を有したレンズを作ることが可能だ。
お洒落だけじゃない、色によって見え方も変わる
独特の好発色が特徴のアヤメのカラーレンズは、すべてがオリジナルで開発されたもの。日の光を受けることで美しい色みが出るように計算されて作られている。カラーレンズは各社さまざまな色を作っているが、一般的にはブルーは黄色の光を抑える効果があり、強い陽射しや対向車のヘッドライトの眩しさを軽減してくれる。
ほかにも、ブラウン系はコントラストを高めて凹凸が見えやすくなったり、グリーン系は裸眼の視界に近く、最も自然な見え方で目が疲れにくいといった特徴が。ちなみに、ピンク系は眩しさを軽減してくれる効果はあまり期待できないが、肌や顔色が良く見える効果があるとされている。
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