Q.さて、いよいよ料理へ。大人も子供も喜ぶキャンプメシをつくるコツは?
A.それぞれが食べたいものを、とにかく簡単に作るべし。 「特別に凝った料理でなくても、見慣れた食材や料理でも、 外で調理して食べるということが、家族にとっての特別な美味しい時間として記憶に残ると思います。
例えば、子供が大好きなオムライスを、コールマンの『おつまみクッカー』でたこ焼きサイズにアレンジしてみたり。大人はおつまみとして、缶詰をただ焚き火で温めたりするだけでもいい。これだけでごちそうになるじゃないですか。本当に簡単で、自分が食べて幸せになれるものがいいのかなって思います」(三宅さん)。
Q.食欲が減退しがちな夏場、どんなキャンプ料理がおすすめ?
A.旬の素材を取り入れた、あまり火を使わずに済む料理がぴったり! 「夏場のキャンプ、暑い中で火を使った調理をするのは億劫になりますよね。だから私は、冷汁をおすすめします。味噌やツナ缶、キュウリ、そして薬味をたっぷりと入れ、豆乳と氷で冷やして作った汁を、前日に炊いておいたご飯にかけて食べるんです。
子供も大人もサラサラっと食べられるし、夏バテしている人にもぴったりですよ。あとは、せいろを持って行くのもおすすめ。旬野菜やお肉、麺などを一気に蒸して調理できるので、火を使う時間も手間も省けます」(三宅さん)。
Q.料理のあとの片付け。ゴミってどうするのが正解?
A.キャンプ用のジッパー式ゴミ箱へイン。ニオイを出さないことが大事! 「野生動物に取られないよう、ゴミ袋をテントに入れる人もいますが、やっぱりニオイがきついですよね。最近は各メーカーから、ジッパー式で蓋のできるゴミ箱が出ているので活用してください。
密閉性の高いゴミ箱に入れておけば、ニオイもしないので動物が寄ってくることもありません。もし来たとしても、開けられません。アイテムがなければ、ゴミ袋はクルマの中に入れておくのもいいでしょう」(西川さん)。
さて、ここまでファミリーキャンプの基礎知識を見てきたが、シミュレーションはできただろうか?
家族が心からキャンプを楽しめるかどうかは、オトーチャンの腕にかかっている! 子供たちに格好悪いところを見せることのないよう、事前の予習をお忘れなく。