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2019.06.30

あそぶ

スマートボールペンで余裕ある「オッサンしぐさ」を身に着ける

>連載「オッサンIT化計画」を読む

インフォ

カフェでノートを広げ、しばし過ごす思索のひとときを大切にする男性にとって、邪魔な存在となるのがスマートフォン。

メールや電話、SNSのメッセージなどを頻繁にチェックする姿は、お世辞にも格好の良いものではないが、だからといって着信を無視し続けることもできないのが、デキる男の辛いところではないだろうか。

そこでオススメしたいのが、先ごろ発売されたばかりのIT文具「インフォ(INF10)」(キングジム/1万2000円[税抜])だ。“スマートボールペン”なる新たなジャンルの先駆けというこのガジェット。いったいどこが“スマート”なのか、実際に体験して得た感想をレポートしよう。

 

スマホのプッシュ通知を手元で確認できる優れもの


アップルウォッチに代表されるスマートウォッチや、当連載で以前に紹介した指輪型デバイス「スマートリング」など、身に着けるアイテムを“スマート化”した商品は、これまでに多数登場しているが、今回紹介する「インフォ」は名前の通り、ボールペンを“スマート化”した最新ガジェットだ。

インフォ(INF10) 黒、赤2色を切り替えることができるほか、替え芯にも対応など、ボールペンとしての性能は文房具メーカーならではの完成度。手にした際に感じる重みも、なかなか心地良い。


具体的には、Bluetooth経由で接続したスマートフォンに届いた着信などの情報を表示する機能を備えていて、ボールペン側からスマートフォンの操作を行えるようにもなっている。

インフォ(INF10) 充電は付属の専用クレードルから行う。約45分で満充電に。待機時間を含めると最大12日間の駆動が可能になるという。


インフォ(INF10) 本体中央部にタッチボタンが用意されており、ボタンをタップしたり指で撫でるようにスライドさせたりすることで、さまざまな操作が行える。


スクリーンショット 利用の際には専用アプリが(iOSandroid)必要。設定変更でペンを持つ手を指定することも可能だ。


このガジェットの最大のメリットは、スマートウォッチやスマートリングと同様に、スマートフォンを取り出さずに着信や各種の情報をチェックできること。そこで気になるのは、どんな情報を、どのようにチェックできるのかという点だろう。

電光掲示板風にメッセージ内容の確認が可能。LEDランプも結構便利


満充電の状態から、最大約12日のバッテリー駆動が可能という「インフォ」。スマートフォンからの通知は、本体のディスプレイとLEDランプ、そしてバイブレーションの3通りで確認することができる。

インフォ(INF10) ディスプレイがオンになっている状態でのデフォルト表示となるのは日付と時刻。これは結構便利な機能だ。


基本的にはディスプレイの表示から、着信の内容を確認するわけだが、ここで面白いのが情報の表示形式だ。たとえばSMSでショートメッセージが届いた場合には、送信元の氏名に加え、メッセージの内容が、電光掲示板のような流れるテキストで表示されるのである。

インフォ(INF10) テキストを含むメッセージの場合、サービスの種類、送信元の名前、テキストの内容(一部)がディスプレイに表示される。


インフォ(INF10) ディスプレイがオフ状態でも、LEDランプの点滅で着信があったことがわかる。着信の種類はランプの色で識別可能だ。


正直、せいぜい送信元の名前が表示される程度だと思っていたのだが、内容まで表示されるのなら、メッセージの緊急度まで判断できるので大変に便利。流れる速度も適度なので、書き物をしている最中でも意外と読みやすく、思索をさまたげることなく確認ができそうだ。

オンタイムで使うなら、会議や商談の場など、スマートフォンを取り出しにくいシチュエーションで特に重宝するはず。ちなみに、受信した通知は最大40件まで自動保存され、過去の通知もディスプレイから確認できるようになっている。



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