恋人、妻との時間をより親密なものに。
オシャレなデザインも魅力の「クアルト」
本連載の
記事でも紹介した、2人対戦の変則五目並べゲーム「クアルト」のアプリ版。CPUを相手に1人プレイも楽しめる。
黒、白の色だけではなく、コマの形状や高さなど、どれかひとつの条件でコマを4つ並べれば勝ちになるほか、自分が置くコマを相手が選ぶというのが、ゲームのポイント。
どこが揃っているのか見極める認識力が必要とされるものの、そんなに頭を使わずまったりと遊べる点が大きな魅力。プレイ時間も短めなので、恋人や夫婦水入らずの時間を愉しむためのアイテムとしても好適だ。実物のゲームで相手になかなか勝てない人は、アプリでこっそり練習しておくのもよいだろう。
能登の漁師たちの熱い闘いをアプリで!
男同士のノミゲーにも格好の伝統ゲーム「ごいた」
能登半島の漁師町で100年以上前に生まれ、全国に広まったという伝統ゲーム。一時期、プレイ人口が少なくなり、廃れかけたというが、平成に入ってから保存会が興ったほか、近年カードゲームとして復活を果たしている。
強さが異なる「王」、「飛」、「角」、「金」、「銀」、「馬」、「香」「し(歩)」という8種のカード(コマ)があり、ランダムに配られたこれらを順番に出し合い、自分の手札をすべて場に出し終えることが目的となる。
最初に上がった人が出した札の役に応じて、点数を獲得し、競っていくのだが、個人戦ではなく2対2のチームで争う点が面白いところ。
味方が勝つと、自分にもポイントが加算されるため、味方の手持ち札を予測しつつ、場合によっては勝利をサポートするようなカードの出し方をしなければならない。
カードの強さや、特殊な役をおぼえるのがちょっと大変だが、ルール自体はシンプルだしプレイ時間も短いため、飲みの場でのゲームとしても恰好。ギャンブル的な駆け引きが要求されるので、男同士で遊べば、渋く盛り上げれるはずだ。
ゲームを買い揃えるのが面倒という人も、アプリなら気軽に体験できるはず。遊んでみて面白かったら、実物を手に入れてみるとよいだろう。アナログゲームに興味がある人は、ぜひ今回紹介したアプリを愉しんでほしい。
石井敏郎=文