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1人でも盛り上がれる! デジタルで楽しむアナログゲーム4選
連載「脳が悦ぶ、アナログゲーム」
梅雨シーズン到来。アウトドア派にとっては憂鬱な季節だが、時間に余裕ができるだけに新しい愉しみを発見するいい機会。屋内でも最高にエンジョイできて、外遊びとはひと味違う“脳が悦ぶ”アナログゲームを紹介する。
雨の日でも家族や仲間とともに遊べる、人気のアナログゲームをタイプ別に紹介してきたこの連載。とはいえ、急な雨天に見舞われた際、ネットで注文しても暫く時間は必要だし、近くにアナログゲームを扱う店舗がない場合もあるだろう。
そんなシチュエーションで活用してほしいのが、スマートフォン向けのアナログゲームアプリだ。定番から隠れた話題作まで、アプリ化された作品が数多くあり、実物よりも安価に入手できる点が大きな魅力となっている。
丁寧なチュートリアルや操作のアシスト機能もついているので、ルールがわからないゲームでもすぐプレイできるようになるのも良いところ。今回は、アプリ化された人気アナログゲームの中から、家族や仲間と遊ぶのに格好な、オッサンでも楽しめる人気作を紹介しよう。
シンプルなルールだけど奥深い!
誰でも遊べる陣取りゲームの傑作「カルカソンヌ」
ドイツの「ボードゲーム大賞」にも選ばれたことがある、アナログゲーム好きにはお馴染みの名作。タイルを組み合わせ、自分の陣地を拡げていくことが目的となる。
ルールはとてもシンプル。道路や城が描かれたカードを順番にめくり、地図が完成するようにつなげていき、陣地の面積や種類による得点を競い合っていく。
ゲームの行方を左右するのは、自分の陣地であることを示すための「ミープル」と呼ばれる人型のコマ。すでに他のプレイヤーのミープルが置かれている場所には割り込めないほか、手持ちの数に限りがあるため、地図の完成状況と、まだめくられていないタイルの種類を頭に置きながら、ミープルを配置しなければならないのだ。
世界大会が開催されるほど愛好家の多いゲームだが、ルールが簡単なので誰でもすぐ遊べる点が大きな魅力。タイルをつなげ地図をつくる楽しさがあるので、小さな子供も喜んでくれるはずだ。アプリならタイルやコマを片づける面倒がないのも良いところ!
女の子と一緒に遊ぶのにもピッタリ!
すごろく+テトリスの面白さ「パッチワーク」
テトリスのブロックのように様々な形をした布地を組み合わせ、立派なパッチワークキルトをつくることが目的の、2人対戦型ボードゲーム。簡単なルールなので、子供でもすぐ覚えられる。ゲームのテーマやデザインの可愛らしさもあり、女の子と遊ぶのにもうってつけだ。
面白さのポイントとなるのは、布地を入手するために必要な貨幣の役割を果たす「ボタン」。
布地ごとに価格が異なるほか、パッチワークの進捗状況によって獲得できるボタン数が変化するので、所持するボタンの増減を考慮しながら、適切な布地を選ぶ思考力が試されることになる。
さらに、選んだ布地によって進むマスの数が決まるすごろく盤の存在も、ゲームの面白さを盛り上げる要素に。ゴールに着くまでに、パッチワークをどれだけ完成できるか、頭を使いながら楽しんでみよう。
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