流行を追いかけすぎると自分を見失う?
越智 私が嫌だと思うのは、流行を追いかけすぎている“やりすぎ”な人。ツーブロックや刈り上げ、パーマなど、やたらと流行りを盛り込んじゃう。流行が頭の上にのっかっている。そういう人を見ると悲しい気持ちになります。
長谷川 ファッション界は特に多いですね。
庄司 男性ってなかなかヘアスタイルを変えないですよね。保守的というか。女性のほうが髪型をファッションと捉えていて変化にポジティブ。
——確かに、決まった髪型を頑なに続けますね。店も変えない人が多いと思います。
越智 事実そういうデータもあって、男性の失客率は低いんです。オーシャンズ世代は、自分のライフスタイルや嗜好が固まってきて、対外的には自分の印象や個性が確立されてくるので、自分が持たれているイメージから逸脱するのが怖い、あるいは、恥ずかしいんだと思います。
——逆に、好感度の高いオッサンのヘアスタイルはありますか?
長谷川 オンもオフも決まっている人!
一同 賛成!
越智 (スマホの画面を見せつつ)皆さん、こんな感じでしょ?
一同 そう、これこれ!
——どれですか?って、竹野内豊さんじゃないですか!そりゃ格好いいでしょう。
越智 もちろんルックスも素敵なのですが、洗いざらしの何もしていないときの髪型と、決めたときの髪型とのギャップがいいんです。
——普通のオッサンでも、それが実現できる髪型はあるんですか?
越智 あります。口頭での説明は難しいんですが、さりげなくナチュラルなヘアですね。私は、勝手に「さりげナチュラル」と呼んでます(笑)。これはオン・オフでも決まる便利なヘアスタイルです。ぜひ、当店で!(笑)
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