・飲まれるビールは10万杯!
夏フェスと言えばビール。音楽、フェス、ビールって最高のトライアングルだ。では、フジロックの3日間でどれだけの量が消費されているのか調べてみたら、毎年ざっくり10〜12万杯とのこと。来場者の延べ人数が全員1杯ずつ飲んでいる計算になる。子供もいると考えるとスゴいこと? もしくは意外とみんな飲んでない?
・会場のトイレの数は387台!
ビールを飲めばおしっこが……実はそこも心配無用。会場には387台のトイレが設営されている。実際、少し歩けば用を足すスポットがすぐ見つかる。
・美しいロケーションは世界一
フジロックは「世界一インスタ映えするフェス」として有名だ。各ステージは緑の木々に囲まれていて、会場内には小川も流れている。その様子を見た海外の出演アクトが「Such A Beautiful Festival!」と絶賛することも少なくない。
『ボードウォーク』という木の板で作られたバリアフリーの小道まで整備されていて、エコなイメージにも溢れている。
そして、そこが夜になると一変。あちこちに配置された1300個のオブジェが光り始め、大小1581台ものライトが空間を照らし上げる。
闇と光が織り成すコントラストが瞬く光景は、息をのむほど美しい。それをバックに写真を撮影するのは、もはや定番だ。
広大な敷地のそこかしこでご機嫌な音楽が鳴り、マイナスイオンを浴びながらビールを飲む。アートやエコの要素も満載。ホスピタリティも充実。祝祭は夜まで続き、幻想的な景色が来場者を包み込む。言うなればフジロックとは、夏の3日間だけ山間に出現する“桃源郷”。一度でもその洗礼を浴びると病み付きに。さあ、今年も現実逃避しに行きましょうか。
下総淳哉=文