素材やディテールなど、最も服の進化を感じられるのがスポーツというジャンル。かゆいところに手が届き快適な着心地を生む実用性という機能は一度知ったら離れがたい。
毎日ウズウズ、じっとしていられない夏こそ、スポーツなサマーパンツをモノにしたい。
【1】自転車乗りが考えた機能的なポケットのあり方
エコでヘルシーだからこそ移動や通勤でも市民権を得た自転車。そんなライフスタイルをお洒落に彩るサマーパンツも充実。
チャリアンドコーのノマドパンツはその最右翼で、自転車に乗った状態でもポケット下側から物の出し入れができる仕組み。真夏の街角をこいつと走り抜けたい。
【2】快適、かつ動きやすい画期的なディテール
数多のブランドとコラボレーションしたり、デザインやディテールが模倣されるなど、クライミングパンツとしての完成形を作り上げたグラミチ。
細身のテーパードシルエットながらストレッチ素材なので動きやすく、夏の楽しいレジャーシーンでも快適なはき心地を約束する。
【3】スケーターたちに愛された定番を見事にアレンジ
ワークパンツの永世定番、ディッキーズ「874」といえば、激しいアクションを伴うスケーターたちのユニフォーム的存在である。その腰回りの太さ、股上の深さを活かして、“ベドウィン”が製作したこの「サンダース」は、膝下からゆるやかにテーパードさせたスッキリシルエットが特徴の人気モデル。
コットンとポリエステルを混紡させたTC生地は通気性と速乾性に優れ、シワになりにくい一方で肌触りも良好。なおパンツには2つのネームが付き、両者の信頼関係を表している。
川田有二=写真 菊池陽之介=スタイリング yoboon(coccina)=ヘアメイク 髙村将司、いくら直幸、谷中龍太郎、今野 塁、菊地 亮=文