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必ず入っておきたい「個人賠償責任保険」とは?


これに加えて平野さんが、40歳前後の男性が必ず入っておきたい保険を教えてくれた。

「少額短期保険は、自分のライフスタイルに合わせて必要なものを選べばいいと思います。しかし、あまり知られていませんが、損害保険で必ず入っておいてほしいものもあります。それが、個人賠償責任保険。日常生活の中で他人にケガをさせたり、人のモノを壊してしまったりして、法律上の損害賠償義務が発生したときに、賠償額を補償してくれます」。

補償範囲は多岐にわたり、「子供がお店の商品を誤って落として、壊してしまった」「自転車で人をケガさせてしまった」「飼い犬が他人を噛んでケガをさせてしまった」などにも対応するという。

「子供の過失に対応していることからもわかるように、補償の対象となる人が広く、同居の家族全員と進学などで別居していて、まだ結婚していない子供までカバーすることができます。個人賠償責任保険は、火災保険や自動車保険など、他の保険に特約で付帯するのが一般的です。自分が入っている保険の特約で付帯されているかどうか、改めて確認しておきましょう」。

ちなみに、付帯に掛かる金額は、年間で1000~2000円程度。自転車事故は社会的にも問題となっており、ケガで後遺症が残ると、数千万単位の高額賠償責任が発生することもある。ケチらずに加入しておきたい保険だ。

前回も書いたように、「保険の加入は、発生確率と損失額の組み合わせで考える」もの。発生確率は小さいが、起こってしまったら痛い出費となる事故には、個人賠償責任保険などの損害保険や少額短期保険で対応しておくといいだろう。

コージー林田=取材・文

 

【今回のマネー賢者】
平野雅章
2000件超の実績を持つ相談専門ファイナンシャルプランナー(CFP®認定者)。百貨店・外資系メーカーでマーケティング・マネージャー等を務めた後、大手保険ショップ運営会社のマーケティング部門でPRや保険ショップの新ブランド立ち上げを手掛ける。2007年ファイナンシャルプランナーとして独立。サラリーマン家庭の経済的な不安解消を使命とし、横浜FP事務所を主宰。2011年より一般社団法人全国ファイナンシャルプランナー相談協会の代表理事。神奈川県立産業技術短大で非常勤講師も務める。

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