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2018.06.18

フォルクスワーゲン ポロはコンパクトハッチバックの新定番となるか

大人5人が乗れて、荷室の広さも必要十分と、実用性が高く評価されている人気のコンパクトハッチバック・カテゴリー。そのなかでもひと際輝いているのは日独の人気モデル、フォルクスワーゲン ポロと日産 ノート e-POWERだ。

果たしてこの両者、どちらが“買い”か。ここでひとつ、比較検討してみたい。

前編では、高い完成度を誇る「走行性能」が魅力的なフォルクスワーゲン ポロを見てみよう。

 

国民車として長い歴史のなかで完成された
VOLKSWAGEN POLO
フォルクスワーゲン ポロ


フォルクスワーゲン ポロ

国民車を意味するブランド名どおり、世界的に多くのユーザーに愛され、クルマ造りのひとつの指標とされてきた。走行性能や品質の高さなどは兄弟車であるゴルフ譲り。コンパクトボディにフォルクスワーゲンの味がギュっと凝縮されているのだ。

ボディサイズ 全長4060×全幅1750×全高1450mm
燃費 19.1km/L(JC08モード)
総排気量 999cc
価格 209万8000円〜265万円

デジタルコックピットを初採用したフォルクスワーゲン ポロ

デジタルコクピットを初採用。さらに、周辺の駐車場の空き情報などを教えてくれるモバイルオンラインサービス「フォルクスワーゲン Car−Net」も導入された。

荷室の開口部が広いフォルクスワーゲン ポロ

荷室は開口部が広く、低い位置にあるため荷物の積み降ろしが楽にできる。

 

代々受け継がれてきたフォルクスワーゲンの味


フォルクスワーゲン ポロ

ポロの価格帯で乗り心地の良さを犠牲にせずに、高速域で俊敏に安定した走りを実現するのは、実は至難の業である。それをフォルクスワーゲンは車格問わず全モデルで実現し、元々ブランドの味として継承し続けている。

 

小排気量ターボを普及させた名エンジン


フォルクスワーゲン ポロのダウンサイジングエンジン

今では当たり前となった、小さいエンジンにターボを組み合わせ、低燃費と加速力を実現させる「ダウンサイジング」。この先駆けがフォルクスワーゲン。そのエンジンは力強く、とても1.0Lとは思えないほど。排気量が小さくても、運転する楽しさを存分に味わえるのだ。

 

細かい部分でわかる品質の高さ


フォルクスワーゲン ポロ

パッと見は普通に見える箇所でも、クルマ好きを唸らせるのがフォルクスワーゲン流。均一で美しいパーツのつなぎ目や、目に見えない箇所の処理にもこだわる、丁寧な作り込みが全体の完成度を上げているのだ。

 

歩行者検知機能もついた自動ブレーキ機能




新型となりゴルフなどとプラットフォームを共有することで、ポロとしては初めて上級モデルと同機能の緊急自動ブレーキ機能を標準で搭載。あらゆる速度域に対応し、5〜65km/hなら歩行者の検知も行う。欧州の安全テストで最高の5つ星を獲得している。

 

横滑り防止機能など走りを補助する機能も充実


横滑り防止機能など走りを補助する機能も充実したフォルクスワーゲン ポロ

古くから走行時の挙動を安定させて乗員を守る考えを大事にしてきたドイツ車。フォルクスワーゲンも然り。滑りやすい路面では「ESC」という機能が、ブレーキやエンジン出力を制御し、図のように対向車線への膨らみを軽減してくれる。

 

世界トップクラスの運転&安全性能を誇るフォルクスワーゲン ポロ。加えて走りっぷりや室内空間もゆとりのあるものへと改善されている。コンパクトハッチバック・カテゴリーの定番として君臨する素養は十分だ。

 

佐藤靖彦=写真

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