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お風呂とおむつは、スキンシップの始まり。


生まれたての赤ちゃんは、とてつもなく小さい。自分の武骨な指で触れると壊れてしまいそうでアタフタするなんて光景はよく目にするものだ。それを理由に「いや、怖いから」などと言って、出産直後の育児から遠ざかる夫も少なくない。それではいかん!!

人間関係を円滑に、密度濃くする方法のひとつはスキンシップである。ましてこれからひとつ屋根の下で暮らす家族。無防備な赤ちゃんの肌に指に直接触れることは、親はもちろん子供にとっても重要なスキンシップなのだ。遠くで観ているだけではどんどん育児からも心が遠のいていく。折に触れ赤ちゃんの体温と動悸を感じることで、自分の体の一部のような愛着がわいてくる。

特に、お風呂やおむつ替えなどは、実際にやってみると大きな発見をすることができる。ただ泣いているだけだと思っていた赤ちゃんは、実は、寒かったり、おむつが蒸れて不快だったり、暗闇にこわがったり、泣いている理由もさまざまにある。

そして清潔になった快適さに喜んだり、温かくなって眠ったりと、お風呂やおむつ替えの前後でそうした感情の機微を感じることができるのである。だからこそ、不器用でもいいから肌に触れつづけることで、赤ちゃんとのコミュニケーションを体感していこう。





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