今年の夏は平年よりも気温が高く、猛暑になることが予想されている。少しでも夏を快適に過ごすために、こんな新しいプロダクトはどうだろう。
涼やかな風を送ってくれるだけでなく“香り”も届けてくれる、世界にひとつしかない「FUMA(フーマ) 香り導くサーキュレーター」だ。
「FUMA」は、最先端のロボティクス技術を誇る「ATOUN(あとうん)」と、クリエイティブ集団「PARTY」のコラボレーションによって生まれた新ブランド。伝統工芸の魅力をテクノロジーによって引き出し、新しい体験と風流な空間をクリエイトする同ブランドの商品の第一弾だ。
風をコントロールして、欲しい場所にピンポイントで香りを届けられる革新的な機構を備えているこちら。本体下部の台座に付属品のアロマストーンを置けば、風に乗って香りがやってくる。ハーブやコーヒー豆など、香りを発するものなら何でも同様の効果を発揮するので、気分に合わせて香りを変えて楽しむことも可能らしい。
そして機能面もさることながら、注目したいのはデザインとマテリアル。サーキュレーターなのに、そのルックスは羽根も穴もない球体。リビングにも寝室にも、和洋のテイストを問わずに設置できるミニマルなたたずまいが、いかにもジャパン・ブランドらしい。
本体カラーは黒と白の2色展開で、なんと黒には南部鉄器が、白には有田焼が使われている。「これなに?」と、家を訪れるゲストにもサプライズをもたらしてくれるだろう。土台の天板には国産の山桜を、タッチスイッチには真鍮を使用し、素材感もいい。付属する香りは、調香師が特別に調合したフレグランス(キャラジャスミン)が採用されており、心地良くリラックスできそう。
リフレッシュできる空間づくりに一役買ったり、エントランスで香りによるお出迎えをしてくれたり。本物だけが醸し出す上品さが、部屋をさらに心地良く、センス良く格上げしてくれそうだ。
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ATOUN
http://fuma.space/ 中山秀明=文