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父は生徒、娘が師匠。ウクレレセッションで近づいた親子の距離
O父CHANSとレジャー【ウクレレ編】 Vol.1弾けば、一瞬で南国の雰囲気に。ソファに置いておくだけでも十分絵になる。そんな魅惑の楽器・ウクレレを親子で趣味にしてみるのって、きっと楽しい。でも、どんなふうに楽しめば? 親子でのウクレレライフを少し覗かせてもらった。
ギターよりミニマルで、肩の力の抜けた音を奏でる弦楽器・ウクレレ。大人も子供もとっつきやすいオキラクな音色は、父子の趣味にもぴったりだ。
そんなウクレレを楽しむハワイアン親子がいる。父の神田真宏さんと、娘のことこちゃん。緑いっぱいの庭先でウクレレを鳴らすふたりに、その魅力を聞いた。
ほど良くユルい趣味。ウクレレは大人の息抜きにぴったり
真宏さん「ウクレレ歴は私が1年、ことこが2年。彼女が先輩になるんですよ」。
ウクレレとの出会いは、会社の同僚に誘われたジェイク・シマブクロのコンサート。そのとき魅了されたのは真宏さんではなく、ことこちゃんだったという。
真宏さん「ことこがウクレレ教室に通い出して、私はその送迎をしてました。でも、待ち時間がいつも手持ち無沙汰で。先生が『それならやってみては?』と誘ってくださって、始めてみたらすごく性に合ってたんです」。
それまでの真宏さんは仕事に追われ、休日でも頭のどこかに仕事があった。趣味を始める余裕などなかったが、ウクレレは違った。
真宏さん「ウクレレは、いい意味でユルい趣味だったんです。例えば、日本舞踊は礼に始まって礼に終わる。それはもちろん素晴らしい文化ですけど、始めるならそれなりの心構えも必要じゃないですか。ウクレレは自由。ゆったりとしたメロディを奏でてもいいし、早弾きに挑戦してもいい」。
ハワイにルーツを持つウクレレは、和気藹々と楽しむもの。教室に通ったからといって、課題曲の習得を急かされたり、コンテストへの出場を強要されることもなかった。思い思いのペースで上達を目指す。多忙を極めるビジネスマンにとって、それは最高の息抜きになった。
真宏さん「忙しくて練習できなくても、“できる時間でやればよし”の世界なんです。私も平日は仕事に追われて、教室の前日になると急に練習しだす(笑)。マイペースに楽しんでますよ」。
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