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2018.05.22

ファッション

世知辛い世の中だからこそ、オシャレにやっぱりユーモアが必要だ

何かと世知辛い世の中だ。OC世代ともなれば、仕事場でも家庭でもきっと、ストレスを感じるときだってあるだろう。だからこそ、せめてオシャレで息抜きを。

見られていないようで見られているTシャツやスウェットの柄やロゴ。ストレートなメッセージも、洒落たフォトプリントやアート柄も悪くないが、ちょっとだけニヤリとさせるユーモアを湛えたものが気になる。

 

サブポップ×ビームス


4800円/ビームス原宿 03-3470-3947




ボブ・サップではない。ニルヴァーナ、ソニック・ユースを輩出し、’90年代を席巻した胸熱レーベルを今再び。

 

バナナ・リパブリック


4537円/バナナ・リパブリック 0120-77-1978


バナナ・リパブリックによるセルフパロディともいえる1枚。ひと皮剥けたデザイン!?

 

ザ・ノース・フェイス


4500円/ゴールドウイン 0120-307-560


海の防波堤や川の欄干。度胸試しに飛び込んだ少年時代の記憶が蘇るような気が。

 

チャリアンドコー


6000円/チャリアンドコー ジャパン 03-6433-5912


これも我々の郷愁を誘う、懐かしの「6段変速ギア」をプリント。

 

ヒステリックグラマー


2万2000円/ヒステリックグラマー 03-3478-8471


ロックやポップカルチャーを独自の解釈で表現するヒステリックグラマーのスウェット。モックネックでベロア素材という、レトロスポーティな感じがいい。もちろん目がいくのは胸元で、実にアメージングな攻め方である。元ネタはもうわかるだろう。何かと世知辛い世の中だからこそ、こうしたパロディが気持ちを和ませてくれる。ほら、ペロリと舌を出して「笑って許して」と言ってるじゃないか。

 

パロディ、オマージュ、本歌取り。その多くは元ネタに対する敬意や愛情が織り込まれたものだ。音楽やアートはもちろんファッションも然り。そもそも元ネタに存在感があるからこそ引用されるわけで。

 

中村利和(BOIL)=写真 松田有記=スタイリング

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