「ヴィンテージのデッドストック?」と思わしきレトロなパッケージに入った鹿の子のポロシャツ。これは、世界初のニットゴルフウェア・ブランドとして1955年にアメリカで誕生したマンシングウェアから今シーズン、銀座フラッグシップショップ限定でリリースされたアイテムだ。
半世紀以上の歴史を持つブランドのアーカイブを紐解いて作られたこちらの“金のパッケージ”は、1960年代のモデルを忠実に再現したもの。カリフォルニア産コットンで編んだ鹿の子地からラグランスリーブ、ゴルフスイング時のストレスを軽減するため脇に設けたアクションガゼット、裾のヘリンボーンテープ、そして製品タグに至るまで徹底的に“当時”を再現。マニアにはたまらないディテールの数々だが、実際に着てみるとゆったりとしたシルエットやハリのある生地感がむしろ今っぽく、ストリートライクに着られる。
また、’60年代マンシングの隠れ銘品として知られるクルーネックバージョンも用意。襟以外はすべて上のポロシャツと同じディテールを搭載。これもかなり気になる存在だ。もちろんこちらもMADE IN USA!
そして今回、同時に登場するこの“白パッケージ”は’70年代モデルの復刻で、作りはかなり現代的。ただ生地に採用したカリフォルニア産コットンは経年変化も魅力で、洗うほどに味が増していく。つまり、デニムみたいに育てる楽しみがあるポロシャツなのだ。今夏ヘビロテしてまた来年も、と、受け継いでいく楽しみを持っている。
見事に若返りを果たし、イケてるスポーツブランドへと進化したマンシングの、ある種、原点回帰ともいえる今回の復刻限定アイテム。こちらは、4月にオープンした銀座の旗艦店で、昨日発売されたばかりだ。
ちなみに、この旗艦店はブランドのルーツであるゴルフのクラブハウスをモチーフにデザインされている。
プロダクトでも空間でも、歴史あるブランドならではの価値を堪能しながら手に入れる夏のスペシャルアイテム。これ以上の贅沢はないと思うのだ。
[問い合わせ]マンシングウェア クラブハウス銀座03-6228-5963www.munsingwear-jp.com