ちなみに、ノバレーゼへの入社「高倍率の難関を乗り越えて」と書いたが、その裏には素敵なストーリーがある。大学時代に歯科矯正医院でアルバイトをしていたときのこと。
「医院長の先生と私を含むアルバイト2人という体制で、しかもアルバイトは日にちごとの交代制。受付、型取り、滅菌、消毒、資材の発注も電話を受けながらという状態で、万一休んだら完全に仕事が回らないので必死でした」。
大学卒業まで一緒に働いた女性は、今でも大親友。
カレンさんを突き動かしたのは責任感。そんな日々を送りながら臨んだのが、ノバレーゼの面接だ。
「最初は『御社は』的なマニュアルトークをしていましたが、途中で面接官の方から『そういう話はいいから、自分のことを教えてもらっていい?』と言われたんです」。
そこで思いついたのが、歯科矯正医院でのアルバイトの話。いかに責任感を持って働いているかを説明したところ、面接官のハートを撃ち抜き、「その考え方は就職後の仕事にも繋がるよね」という言葉を引き出した。
こうして、ノバレーゼの“スペシャル”なドレスコーディネーターになったカレンさん。実は、お酒が大好きだという。
「疲労困憊で辛い日は大好きなビールを飲みながら、お客様からいただいたお手紙を読んでいます。次の日の仕事の備え、発汗を促す自宅サウナスーツを愛用しています」。
バスタイムで集中発汗。
一時はマネージャー職に昇進したが、「やっぱり現場でお客様と接したい」という思いから、現在はスタッフの教育を担当しながらドレスコーディネーターとしても働いている。
オリジナルドレスが入荷したタイミングで行った勉強会の写真。
というわけで、可憐なように見えて芯が強いカレンさん。最後に読者へのメッセージをお願いします。
ドレスはファッションの最先端から届きますよ。
【取材協力】株式会社ノバレーゼwww.novarese.co.jp
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