ドラマや映画に引っ張りだこの俳優・安田 顕さんにインタビュー!
ココロから楽しめるというプライベートでのFUN-TIMEについてはもちろん、最近の仕事に関することまで幅広く語ってもらった。10問10答も必見。
大好きなザ・ビートルズを聴きながら、麦焼酎の豆乳割りを飲む時間が至福
「僕、インドア派ですけど大丈夫ですか?」「あ、何なら手とかもっと動かしましょうか?」。
小さめの声で語りながら、安田はどこか控えめにレンズと対峙していた。フォトグラファーから笑顔をくださいとリクエストされると「あははは」と大笑いをしてみせるも、どこかぎこちない。
番組などで見せる破天荒な一面がある半面、気遣い屋さん。そして何より、驚くほどシャイなのだ。ファッションも無頓着でして、と恐縮をしつつ……。
「普段は上下シャカシャカのスポーツウェアで、足元は季節によって雪駄とスニーカーを履き分けています。現場に入って衣装を着させてもらい、終われば脱いで帰るだけなので、とにかく楽な格好が癖になってしまって……。
ただ、近所にある行きつけのバーに行くときは、Tシャツにデニムというスタイルが多いんです。特にTシャツはザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズなどミュージシャンのものを好んで着ています」。
安田にとってのFUN-TIMEは、まさにそのバーで過ごすひとときだという。
「そこではブラックミュージックやソウルミュージック、ロック、最近の音楽までいろいろな曲を聴きます。店内が空いているときは大好きなザ・ビートルズのレコードを持っていって、大音量のスピーカーで聴きながら飲んだりして、その時間が最高に楽しいです。
麦焼酎のソーダ割りが定番でしたが、年齢のこともあってか最近は豆乳で割ったりするなど、カラダを気遣い優しくして飲んでいます」。
インドア派を自称する安田にとって唯一のアウトドア活動が散歩。コロナ禍でなまったカラダが気になり近所を歩くようになったそう。
「ぶつぶつ台詞を覚えながら歩くんです。当時関わっていた作品は台詞が多く、喋っても喋っても終わらなくて、結局13kmくらい歩いて(笑)。
歩くことでリフレッシュができるのはいいのですが、途中で便意を催したときは地獄で。自粛期間中なので店にも入れないですし、コンビニもお手洗いが使えなくて……」。
番組の企画で、車やバイクに乗って、派手に転倒をしても無傷であったことなどから、安田は“奇跡を呼ぶ男”とも言われている。そんな便意との戦いのピンチにもミラクルは起きた。大きな目をぎょろりと見開き、テンション高めに続ける。
「心身ともに限界に達しようというときに、とある雑居ビルの前に来たのですが、そのときになぜか、このビルの中にはトイレが絶対にあると確信したんです。どこにあるかはわからなかったですが、とりあえずエレベーターで5階まで行ってみたら、やっぱりあったんです! 奇跡的に。もしなかったら大変なことになっていました(笑)」。
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