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「怯まない心」を湘北メンバーに学ぶ

好きなシーンをあげるとするならば、対山王戦のワンシーンですね

『スラムダンク』(31巻)

『スラムダンク』(31巻)


三井はもうギリギリの体力でプレーしてるんですよね。それで宮城からパスをもらい、ワンフェイクを入れて、山王工業の松本からファールを受けながらも3ポイントシュートを決めるんです。

ただ、僕がブルッとくるのはその後

『スラムダンク』(31巻)

『スラムダンク』(31巻)


シーンが湘北のベンチに切り替わり、1年生部員の石井健太郎が泣きながら「ぐひっ…ぐひん~~~っ 湘北に入ってよかった……」と口にするシーンですよ!

石井くんって、おそらく3年間スタメンで出ることは叶わないようなキャラじゃないですか。そんな彼が「湘北に入ってよかった」と泣きながら口にしている。きっと、心底思ってるんだと思います。

石井くんに自身を重ね、涙ぐむサンシャイン池崎さん。

石井くんに自身を重ね、涙ぐむサンシャイン池崎さん。


陽の当らない子が言うからこそすごく刺さるんですよね。僕も中学時代に所属した卓球部では二軍、三軍生活を過ごしましたから、なんとなく分かるんですよ。



そう考えると、僕の人生は陽の当たる場所をほとんど歩いてこなかったですね。逆境に次ぐ逆境の連続というか。だからこそ、もともと弱小チームだった湘北に共感するのかもしれません。

今も山王戦前夜のようにブルってしまう夜を過ごすことだってありますよ。ダウンタウンさんとの仕事の前夜もそうだし、R-1グランプリやガキ使のときもそうだったな〜。震えてましたもん(笑)。

でも、湘北メンバーは格上にどんどん立ち向かうわけじゃないですか。その諦めの悪さというかね



やっぱり諦めない気持ちは大事だと思うんですよ。僕も芸人をやってるんで、売れてないときとかは、売れてるやつ、山王みたいなやつらを「テンションで倒してやる!」みたいな気持ちはありました

「関係ねーんだ!」って。「俺の培ってきたパワーでぶっ倒す!」みたいなね

自分でも気づかないうちに湘北メンバーの背中から怯まない心は学んでいたかもしれないですね。彼らも山王に怯まなかったですもんね。「ワルモノ見参!!」って。

そういう魂は、今後も大事にしていきたいと思いますね。


3/3

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