2019年に北米に登場したときから、感度の高い人々の間で話題になっていた新型「レガシィ アウトバック」。
その人たちの多くが、休日は山や海などでアクティビティに興じる、都会の車好きだ。
「レガシィ アウトバック リミテッドEX」パワーユニット:1.8L DOHC 直噴ターボ “DIT”、乗員:5名、メーカー希望小売価格:429万円 〜
その話題の車が、いよいよ日本での販売を開始。
実際に見て、乗った感想をひと言で言えば、噂に違わぬ究極の“デュアルスタイルカー”である。
レガシィ アウトバックとアクティブライフは切っても切れない関係。街にはもちろん、自然にも馴染むそのデザインや機能は、最新型にもしっかりと受け継がれている。
「本当か?」と思うなら、この記事を読み進めてもらうか、「ニュー レガシィ アウトバック デビューフェア」で自らステアリングを握ってみてほしい。
レガシィ アウトバックの“デュアルスタイル”ぶりに、きっと納得できるはずだ。
どこでも似合うボーダーレスなデザイン
スバルは日本のメーカーだが、レガシィ アウトバックは今から25年以上前に北米で誕生した。
日々の通勤や買い物に活躍する最上級ステーションワゴンながら、週末のアクティブライフも難なくこなせるという新しい価値観はすぐに北米で、さらに日本に導入されると日米双方で人気を博す。
独自の路線を歩んできた、歴代のレガシィ アウトバック。
その人気は他メーカーからのフォロワーが生まれるほど、ステーションワゴン×SUVの先駆けモデルとなった。
まず注目すべきは歴代の遺産(レガシィ)を受け継ぎ、ひと目でそれとわかるデザイン。
ボリューム感あるフロント周りや、厚みのあるドアパネルなど、下半身にタフさが表現されている。
複雑なラインで構成されたボディは、ブリリアントブロンズ・メタリックとの組み合わせにより上品さとタフさを併せ持つ。
一方でシャープに跳ね上がるフェンダーカバーや、リヤに向かうほど絞り込まれるガラスエリアのダイナミックな動きなどで、アクティブなイメージが加えられている。
そんなタフとアクティブが共存するスタイルなら、本来は泥臭さが強そうなものなのだが、ご覧の通り野暮ったさは皆無だ。
都心のショップの前に駐車する、ラグジュアリーホテルのエントランスに到着する、そんなシーンが似合うデザイン。
その印象は誰が見ても変わらないだろう。
ドアを開けても同じ。
スバルのSUVフラッグシップモデルとしてのクオリティの高さは、上質な素材感だけでなく、シートの端の縫い目といった仕立てにも現れている。
一方で、左右に翼を広げるように伸びるインストルメント・パネルはアクティブな雰囲気を、運転席と助手席の間を走る厚みのあるセンターコンソールはタフさや安心感を与えてくれる。
しかも従来の一般的な車のインテリアが古くさく感じられるほど、今どきのデジタルテイストなコックピット。
これなら車好きでなくても、すんなり馴染めるはず。
11.6インチの大型タッチパネルを装備。駐停車中のちょっとした操作もスムーズに行える。
特にインストルメント・パネル中央に鎮座する大型液晶パネルは、見た目も操作感もまるでタブレットだ。直感的にタッチすれば、誰でも簡単に使いこなせる。
液晶パネルに表示させたナビ画面をドライバーの目の前にあるメーターパネルに映し出す、なんて操作も他愛もないことだ。
それでいて、咄嗟に操作が必要なものや、エアコンの温度設定などは物理的なスイッチが残されている。
このあたりは、さすがドライバーも運転シーンも選ばないデュアルスタイルカーの先駆者、万人が思う“かゆいところ”にちゃんと手が届いている。
シートなどのインテリアを覆うのは、本革のナッパレザー(オプション)。滑らかな肌触りと柔らかく上質な風合いは、助手席のパートナーにも好意的に受け取られるはずだ。
しかも、パンチング加工が施されたナッパレザーは長距離ドライブでも蒸れにくく、高い耐久性も兼ね備えているのでアクティブ派にもピッタリ。
新型レガシィ アウトバックは、車の外にも中にも「タフ」「上質」「アクティブ」なデザインを宿しているのだ。
2/3