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2022.01.29

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実家をドリームハウス化したハワイアン夫婦から、リノベを成功させる6つのアドバイス

当記事は「FLUX」の提供記事です。元記事はこちら


2014年、ジョン&カリン・コガ夫妻は、ジョンが子供時代を過ごしたオアフ島のマノア渓谷にある家をリノベーションすることを決心。ビジュアルアーティストでもあるコガ氏は古い家の可能性を活かすようにリノベするが事はそうそう簡単には進まず。ドリームハウスを夢で終わらせないアドバイスを聞いてみた。

この家は、1963年に約2万平方メートルの戸建て分譲地、マノアエイカーズの一部として建てられた。当時はまだ、電線が地中に埋められた分譲地は珍しかった。

「ところが、時が経つにつれて、(家が)ゴミ屋敷みたいになってきちゃって。しかも部屋を仕切る壁がたくさんあって……、子供心にこの家はいつも暗いなと思っていました」とジョンは語る。

それでもジョンは、ビジュアルアーティストとして、古いこの家に可能性を見いだしていた。「いちばん難しいのは、ただ取り壊すのではなくて、何ができるか可能性を探ることです。私が思うに、古い家の多くは外観が良い……。レッドウッドなど、当時使われていた素材は質が良いので、永遠に朽ちることがありません」 。

夫妻は、この家を大切に尊重したリモデルを計画。その中でも重要視したのは、機能的であり、ふたりの子供とジョンの弟を含む家族の誰もが住みやすいスペースを実現することだった。

「形よりも機能性を重視しました。複数の家族が住まう家になることが最初からわかっていたので、ジョンのために独立したスタジオが欲しかったんです。しかも本当に気分が良くなるようなスタジオが」と妻のカリン。

 コガ家のリノベーションには、ジョンのアートスタジオも含まれた。ジョンは、小さな陶器製の作品を「ビーチケーキ(Beachcake)」というブランドで発表しているアーティスト、マリコ・メリット氏のための作業スペースを2階に作った。

コガ家のリノベーションには、ジョンのアートスタジオも含まれた。ジョンは、小さな陶器製の作品を「ビーチケーキ(Beachcake)」というブランドで発表しているアーティスト、マリコ・メリット氏のための作業スペースを2階に作った。


このようなビジョンを元に、夫妻は新しいスペースを設計し、工務店と製図者に持ち込んだ。1年かけたリノベーションの結果、光がたっぷり注ぎ、風が通る開放的なデザインの呼吸する家として生まれ変わった。まるで美術館のようなのに、少しも小難しい感じがなく、すべてのアイテムがきちんと収まっている。誰もがうらやむ、見せる収納だ。

台所では、ジョンの母親が作った陶器製のボウルと食器が並び、むき出しの棚にすべてがきちんと整頓されている。カリンは、「すべてのもの、一つひとつに収まるべき場所を用意するんです。システムさえできてしまえば、あとは誰もが何も考えずに整頓するようになります」と言う。

ほとんどの人は、アーティストのジョンのような概念化能力を持ち合わせているわけではない。だが、ジョンは、どんな人でも自分だけのドリームハウスを自力で作れると考えている。

「建築家とコラボレーションすると、費用がかさみます。私が思うに、製図者と一緒なら誰でも独自の設計ができるはずです。ただし、時間をかけねばならないことと、自分が何を望んでいるのか理解することが肝要です」。

「光と風が家に入れば入るほど、人生が豊かに感じられます」とカレンは語る。居間にスライドするガラス製のドアを取り付けようと主張したのも彼女だ。

「光と風が家に入れば入るほど、人生が豊かに感じられます」とカレンは語る。居間にスライドするガラス製のドアを取り付けようと主張したのも彼女だ。



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