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2022.01.02

あそぶ

使うほどに味わいが増す。自宅でも活躍する「アウトドア調理道具」5選

アウトドア調理道具
「Camp Gear Note」とは……
実践を積むことこそ、アウトドアスキルを高める最短手段。しかし、休みをとって、さらに遠出をしてとなると、実際には月に何度も出かけるのは難しい。
そこで、普段の生活でも積極的にアウトドアギアを使ってみることをおすすめしたい。日常的に使い慣れていると、いざアウトドアでもスムーズにギアを使いこなせるようになるのだ。
数ある道具の中でも、特に調理道具は日常生活でも出番の多いジャンルだろう。ここでは、日常的に使い込みたいアウトドア調理道具を5つ、厳選してご紹介しよう。

① 「トランギア」のケトル

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「ケトル0.6L」2530円/トランギア(イワタニ・プリムス www.iwatani-primus.co.jp)。ほかに0.9L、1.4Lの3サイズ展開。
アウトドアをしない人にも「メスティン」でお馴染み、スウェーデン生まれのブランド「トランギア」。実はミニサイズのアルミケトルも隠れたヒット商品だ。
勘の良い方はお気づきだろうが、注ぎ口が短く、ボトムが平らな独特なフォルムは収納性を高めるための形状。写真の0.6Lサイズは同社のストームクッカーSやツンドラ3ミニの中にも収納できる。
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独特な形状はご覧の通り、クッカーセットにすっぽり収めるためのもの。重量は140gと軽量。
また、直火にかけるときはハンドルのシリコンを取り外せるなど、細かいところまで気の利いた造りになっている(初めからノブがステンレスになった焚き火に強いモデルもあり)。
ガンガン直火にかけて、真っ黒に育った姿はなんともかっこいい。使い込んで自分だけのケトルに育てよう。
 

② 「SOTO」のダッチオーブン

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「ステンレスダッチオーブン 」1万9800円(8インチ)、2万2000円(10インチ)、2万6400円(12インチ)、2万900円(10インチハーフ)/SOTO(新富士バーナー www.shinfuji.co.jp)。
扱いが難しいイメージのあるダッチオーブンだが、SOTOの「ステンレスダッチオーブン」なら、自宅でも外でもガンガン使える。
使いやすさのポイントはステンレス製であること。鋳鉄製が当たり前だったダッチオーブンを手入れのしやすいオールステンレス製にしたことで、自宅の鍋と同じような感覚で使える、まさにダッチオーブンの常識を打ち破る製品に仕上げたものだ。
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焚き火でもキッチンでも(汁物ならばIHもOK)、同じように使える新感覚のダッチオーブンである。
ステンレス製なので、使い始めに行う慣らし作業(「シーズニング」と呼ばれ、初級者にはなかなかハード!)が不要に。
しかも、使用後に毎回サビ防止用の油を塗り込む手間もない。潮っ気のある海辺での使用も安心だ。初めの一台に買うならば、普段使いもしやすい8インチサイズをおすすめしたい。
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③ 「GSI」の食器

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「GSI」は創業当初から、一貫してエナメル製品を扱い続けている。
アイデア満載のクッキングシステムを展開するアメリカ生まれのブランド「GSI」にも注目。
シンプルで美しいエナメル製品は、同社を代表するシリーズである。厚みのあるスチール素材をベースに、表面に美しいホーロー仕上げを施した頑丈な造りは使う場所を選ばない。
見た目はクラシックだが、傷や欠けに対する耐久性が高く、アウトドアユースにも適した素材といえる。
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クラシックな見た目だが、機能性もしっかりと兼ね備えている。「パイオニアテーブルセット」 1万4080円/GSI(エイアンドエフ https://gsioutdoors.jp
スタッキング時の収まりが良く、普段使い用を兼ねて家族の人数分を揃えておくと便利。色やサイズを気分で買い足していけるのも、ロングセラーならではだ。
何より紙皿やプラスチック製の食器に比べて、ご飯が断然美味しく感じられる。昨年から新色のブラックも登場。定番のブルーやグリーンもかなり渋い。
 

④ 「チャムス」のホットサンドメーカー

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センターに仕切りがあるダブルタイプもある。「ホットサンドイッチクッカー」5280円/チャムス(チャムス表参道店 www.chums.jp
ウェアでお馴染みの「チャムス」も、年々キャンプ関連ギアの展開を広げている。さらにキャンプ用品から派生する形で、近年は食品や調理道具にも力を入れている。
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チャムスのシンボル、ブービーバードの焼き色がつく楽しい仕掛け。
同社の製品開発の根本には一貫して「FUN」という大きな柱がある。ホットサンドメーカーひとつにしても、機能性だけでなく、遊び心を忘れない造りがなんともチャムスらしい。子供も一緒に楽しめる調理道具だ。
簡単に作れる“美味しいレシピ”もどうぞ!
 

⑤ 「ユニフレーム」の羽釜

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5号炊きサイズもある。「キャンプ羽釜 3号炊き」6900円/ユニフレーム www.uniflame.co.jp
数々の名作を世に送り出してきたユニフレームの中でも、密かなヒット商品となっているのが「キャンプ羽釜」。内部の米が対流する“すり鉢形状”が、ご飯を美味しく炊き上げてくれる。
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日常的に使いやすい絶妙なサイズ感。
これがひとつ食卓に並ぶだけで、いつものご飯が数段美味しく感じられるから不思議だ。底面がフラットなのでガス台でも使えるが、ぜひ焚き火でも繰り返し使い込んで、ツヤツヤのご飯を炊きあげるスキルを身につけてほしい。
「Camp Gear Note」
90年代以上のブームといわれているアウトドア。次々に新しいギアも生まれ、ファンには堪らない状況になっている。でも、そんなギアに関してどれほど知っているだろうか? 人気ブランドの個性と歴史、看板モデルの扱い方まで、徹底的に掘り下げる。 上に戻る
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池田圭=取材・文 矢島慎一=写真

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