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2021.12.29

シボレーが生んだ“ビースト”。見た目もスペックも最強のオフローダーを解説!

世界最大級のカスタマイズカーのイベント「SEMAショー」。
今年は 大手メーカーによるいくつかのコンセプトカーが登場したが、なかでも最強と呼び声高いのが、シボレーのオフロードコンセプトモデル「ビースト(野獣)」だ。
シボレー ビースト
ワイドボディで最低地上高も高いから厳つさマシマシ。
シボレーが披露した「オフロード・コンセプト」。
名称についてプレスリリースにはそれしか書かれていないが、写真をよく見るとリアや、ボディに貼り付けられたプレートに「BEAST」とある。まさに見た目は野獣。
全長が約5.2mでトレッド(左右輪の距離)が約2.3mもある。しかも岩があっても軽くまたいでいけるように、ロードクリアランスは約343mmも取られ、リアは急な上り坂でお尻を擦らないようにするため、リアタイヤより後方部分がほぼない。
フロントマスクはほかのシボレー車に通じるシャープな顔だが、この格好でこの顔だと、確かにビーストという名が相応しい、今にも戦闘ロボットにトランスフォームしそうだ。
砂漠を走る際に荷台に降り注ぐ砂やホコリをそのまま排出できるように、荷台の後ろはフラップがなく空洞。
月面探査や火星旅行も行けそうなこのビーストは、既存のトラック「シルバラード」を改造して作られた。
同車はもともと全長約5.8mもあるピックアップトラック。その全長を縮めて、横に広くしたのは「砂漠を高速で走行するため」だ。
同社のカマロを想起させる鋭いフロントマスク。
4人乗りのオフローダーで、同社のパワフルな6.2L V8エンジンが10速ATを介し、37インチという巨大なオフロードタイヤを回す。
ボディより上やドアはチューブで組まれ、窓ガラスがない。シートの背後にはスペアタイヤが2本も載せられているから、2回パンクしても大丈夫。
シート脇に貼られているプレートにはスペックとともに「BEAST」と刻まれている。
一方で室内はレカロ製シートが4脚備わり、車両の機能や走行時の車両姿勢のデータなどをモニタリングできる専用スクリーンも搭載されている。
前から見ても後ろから見てもカッコいい!
このビーストは、今後の同社の高性能ピックアップトラックの基準になる、と同社。確かにこのところ、オフロードを爆走できる、この手のハードなピックアップトラックがアメリカでは人気。
残念ながら日本にはビーストが爆走できるような砂漠はないけれど、こんなマシンがあればどんなところへでも行けそうだし、何より最高にカッコいい!
 
籠島康弘=文


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