④ アドベンチャーも街乗りも納得の仕様
こちらは4ドアブロンコをベースに、有名ビルダーのバハフォージ社がカスタムした一台。
同社のフロント&リアバンパーを備え、アイコン社製のサスペンションでリフトアップし、フロアマットに全天候型を選ぶなどして、アドベンチャーを思う存分楽しめるようにしたという。
その一方で冷蔵庫やテールゲート内側に備わるテーブル、JBL社製スピーカー、といった快適装備も充実させている。
見た目もシンプルで、街乗りにも普通に使えるカスタムカーだ。
⑤ 充実の市販品で誰でも自分好みに
有名ビルダーのサラ・モロサン氏がカスタムした、道なき道をトレイルするためのブロンコスポーツ。
バンパーに備わるリジッド社製のオフロード用ロックライトや、バハフォージ社のチューブバンパーがオフロードでの高い走破能力を予感させる。一方でルーフのマウントライトバーをはじめ純正アクセサリーがたっぷり使用されているのだとか。
カスタムカルチャーが盛んなアメリカでは、出たばかりのブロンコでもすぐに自分好みに仕上げられるようで、うらやましい限りだ。
⑥ 砂漠専用レースカーになって六変化
SEMAショーの直後に発表されたのが、世界で最も過酷な砂漠レースといわれるバハ1000用のマシン「ブロンコDR」だ。
5L V8エンジン等の動力性能のアップデートはもちろんだが、大きく張り出したフェンダーやリアウイング、チューブバンパー、カラーリング……。しかも、このレースカー、市販車なのだ。
つまり「どうぞこのブロンコであなたもバハ1000にチャレンジしてください」というマシンで、50台が生産されるのだという。価格は20万ドル(約2300万円)程。
チャレンジしてみたい人はぜひ、アメリカのフォードへ連絡を。
籠島康弘=文