レッドウィングの選び方と育て方

原®　ディスプレイされているブーツもカッコいい。
平子　エイジングされたブーツが飾られていることで、未来予想図が見えるというのもそそられますよね。
角野　これはスタッフの私物で、どれだけ変化していくかをこれでお客様にご案内しています。
原®　平子さん的にはどれが理想的ですか？

平子　やっぱり赤茶が好きですね。このシューレースをキュッて絞るあたり、いいですね。
原®　このキュッと絞るのを実践しようとするとサイズが問題になるんですよ。足の幅に合わせるか、それとも……。
平子　そうですよね。長さと幅でどちらを優先すべきなんですか？
角野　つま先がぶつかるサイズ選びはよくありません。つま先の空間が多少あったほうがいいですね。横は気持ちちょっとキツいかな、ってくらいで大丈夫です。革が馴染めば楽に履けるようになりますから。ただ、縦の長さは変わらないので、試着の段階でつま先が当たるものは避けたほうがいいです。
平子　角野さんの場合、ミンクオイルはどのくらいのスパンで塗っていますか？
角野　着用頻度にもよりますが、僕は週イチで履くことが多いので、半年に1回くらいですね。塗りすぎてしまうと革がベタベタになって、ホコリとかも付きやすくなってしまうので。あとは日々のブラッシングでOKです。

平子　ナルホド……だから俺のブーツ、あんなにホコリ付いてんだ……とにかく塗ればいいと思ってました。

「いつか息子にもレッドウィングを」という夢

平子　おお！ これはスーパーソール。以前は2足持っていたんですよ。スエードのやつ。
原®　これまで何足ぐらいレッドウィングを履いてきたんですか？
平子　う〜ん、8〜9足ぐらい。
原®　まだ欲しいモデルはあります？
平子　全然欲しい！ 壁一面にレッドウィングをズラーッと並べるのが男の夢じゃないですか。ちょうどあんな感じで。

平子　箱に入れて積んで、どれがどの箱に入っているかがわかるように写真を貼って。
原®　なるほど。じゃ、全然足りないですね（笑）。
平子　そうです。ザーッと見ましたが、やっぱりスエードはいいですね。僕は黒紐に代えるのが好きなんですよ。

原®　同い年あるある（笑）。そのアレンジ、流行ったんですよねー。
平子　そうそう。見てたらやりたくなってきた。あ、あと、自分用もそうですけど、息子にもいつか買ってあげたい。
原®　ほうほう。どのモデルを？

平子　ん～。まずは本人に選ばせたいかな。ポストマンなんかを選んだらセンスいいと思うかも。うちの息子、一足目にポストマン選びやがった！ってなりますね（笑）。
原®　シブい！

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レッドウィング談議に花を咲かせたふたり。続いてはデニムをチェックしに「デンハム」と「ベルベルジン」へ。次回に続く。
佐藤ゆたか＝写真・動画編集　菊地 亮＝取材・文