タフネスウォッチの代表格たるGショック。なかでも“最強”と謳われるマッドマスターが、さらなる進化を遂げたという。
新作「GWG-2000」はもはや、街で着用するには完全なるオーバースペック。だがその余裕こそが、我々を虜にしてやまないのだ。
「GWG-2000」の詳細はこちら ひと目で“王者”とわかる存在感と記号性
そのルックスはまさに王者の如し。
瓦礫や土砂が山積する過酷なフィールドを想定して作られたマッドマスターは、まず圧倒的ビジュアルで見る者を魅了する。
暗所でも視認性を担保するLED を備えた大ぶりのフェイスデザイン、ギア然としたリュウズやプッシュボタンのあしらいはさることながら、特に心奪われるのがベゼル周りの屈強な“武装感”であろう。
そもそもマッドマスターは、「マスターオブG」と呼ばれるシリーズの陸用版であり、空のグラビティマスター、海のガルフマスターに続いて開発された時計。
生まれ持った使命は、陸上のいかなる状況でも機能を失わず、快適な計時を叶えること。ゆえに、衝撃はおろか瓦礫や土砂が山積・散乱するようなハードな環境でも使用できる、防泥に特化したスペシャルな外殻を手にした。
もちろん、普段から街で暮らす一般人であればそれほど過酷な場面に遭遇するケースは限られ、むしろできるだけ遠慮したいところであろう。
その意味でこのタフネスウォッチの真の性能は、我々には手の届かないところにあると言ってもいい。だが、それでいい。むしろ、そこがいい。
例えるなら、ゆうに300km/hを叩き出せるポテンシャルを秘めたスーパーカーで、公道をゆったり走り抜ける感覚。そんな愉悦を秘めた機能性と記号性高き外観が、実にスペシャルではないか。
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