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NV200バネットをベースにした「GMLVAN C-01」の外観(筆者撮影)
一方、NV200バネットがベースのGMLVAN C-01は、オリーブドラブ、コヨーテの2色から選べるオリジナルの外装色を日産の純正車と同じ工場ラインで塗装。
見た目の美しさ、耐久性ともに高い水準を保つとともに、シルバーメッキ部分をすべてブラックアウトすることで、ヘビーデューティで道具感の強いルックスとしている。
ゴードンミラー・クラマエは、ピット設備もあり、車両メンテナンスにも対応(筆者撮影)
ちなみに直営店内には、リフトを備えたピットもあるため、これら車両のメンテナンスも可能だ。まさにクルマからカー用品、アパレルまで、すべてのアイテムをフォローする体制が整えられている。
加えてゴードンミラーモータースには、ファッションブランドのジャーナルスタンダードが運営するインテリアショップ「ジャーナルスタンダードファニチャー」とコラボしたモデルもある。
ハイエースやNV200バネットをベースにしている点は同じだが、いずれも運転席や2列目シートには、シックな印象のチェック柄生地を用いたカバーを装着。天井やラゲッジ部のフロアなどにはオーク材を使用し、アカシアの木を使うオリジナル車とは趣が異なる、明るくモダンな雰囲気を持たせる。
なお、これらコラボモデルは、各30台の限定販売だったが、いずれも完売となり、現在は販売終了となっている。
ジャーナルスタンダードファニチャーとコラボしたGMLVAN V-01のインテリア(筆者撮影)
なお同店は、現在、本オープンに向けた準備段階で、営業は金・土・日のみ(営業時間11:00~20:00)。通常営業は2022年1月21日(金)からを予定する(火曜定休)。

ゴードンミラーを展開する意味とは

従来のカー用品店では、あまり扱われていない商品が並ぶゴードンミラーの直営店。そもそも、カー用品業界で最大手であるオートバックスセブンが、なぜ業界の既成概念を覆すようなブランド展開をはじめたのか。同ブランドの責任者で、オートバックスセブン執行役員マーケティング担当の小曽根 憲氏にお話を伺った。
小曽根氏によると、ブランド設立の経緯は、‪小林 喜夫巳‬氏が代表取締役に就任した2016年まで遡る。小林氏は、就任時に「カー用品店として大きなシェアはとっているが、市場自体は低迷している。今後は、新しいことにチャレンジして、市場を創造していく」旨の指示を社内に出す。
それを受けた小曽根氏は、マーケティング担当の立場から、「ほとんどの業界にライフスタイルのマーケットがあるが、当時のカー用品業界にはそれがなかった。そこで、一番乗りで参入しましょうと提案したことがきっかけ」だという。


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