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1つでも当てはまったら要注意! 危険な自覚症状リスト

――ところで自覚症状はあるのでしょうか?
はい。以下の症状の中で1つでも当てはまれば、心疾患を疑ってください。
□ 1. 胸全体が締め付けられるように痛い。
□ 2. 胸が痛んだときに左のあごや首、左手が痛くなる。
□ 3. 運動中や重いものを持ったときに、胸が締め付けられる、あるいはみぞおちが痛くなる。
□ 4. 胸が痛くて冷や汗をかく。
□ 5. 動くと苦しくなり、安静にしていると良くなるを繰り返す。
□ 6. 1〜5のような胸の痛みが20分以上続く。
大切なのは胸の痛みの感じ方です。
胸を鷲掴みにされているように感じたり、重石を乗せられているように感じる人は多いです。逆にチクチクしたり、ズキっとするような痛み、痛い部分がピンポイントでわかるような場合は、別の原因が考えられますね。
特に注意したいのは運動してみぞおちが痛くなる場合。胃の痛みと間違えて、胃腸科に行く人も多いのですが、これは心臓の下側の血管が詰まると起こる症状。
胃カメラで検査したけれど、異常が見当たらず、結果、突然心筋梗塞を発症してしまう方もいます。胃腸科で問題ないと診断されたら、心臓を疑ってみましょう
 

運動はNG。違和感を感じたら、まずは病院へ。


――運動していてみぞおちが痛くなるようだったら、運動は控えたほうがいいということでしょうか?
狭心症は負荷がかかったときに症状が出るので、運動しないでください。コレステロールが溜まるとプラークという塊ができるのですが、プラークがある血管の壁は非常に不安定で傷つきやすい。
いきなりプラークが破裂する「プラークラプチャー」が起こり、あっという間に血栓が固まって、突然心筋梗塞を起こすことも珍しくありません。みぞおちが痛いようなら、まずは病院に行って、運動してもいいかきちんと検査してください。
――でも、いつ苦しくなるかわからないですよね。症状がないときに病院に行っても、診断できるものなんですか?
どんなふうに痛いか、いつ痛いかを聞けばわかります。典型的な痛みの起こり方だけでも怪しいとわかりますが、加えて高血圧や喫煙習慣、コレステロール値が高ければ、確率は高いですから。最終的には心電図を付けた状態でトレッドミル運動負荷試験を行ったり、心臓のCTを撮って、診断を確定させます。
狭心症は心筋梗塞にならないように予防・早期発見をするのがいちばん大事なので、怪しい予兆があったときにはすぐに病院に行ってください。

気付いてから生活改善をしても、もとには戻れないというのは、考えただけでも恐ろしい。突然倒れることがないように、思い当たる節がある人は早めに病院に行くことを肝に銘じよう。
「知らないと怖いカラダのサイン」とは……
加齢とともに、我らのカラダに忍び寄るさまざまな不調。いつどんな病気に罹るかわからないからこそ、小さな変化に敏感でありたい。ということで、危険を知らせるカラダのサイン集をお届け。
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林田順子=取材・文


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