蓋を開けてみると、2021年はグリーンダイヤルの大豊作だった。
その中でもとびきりユニークな1本として、ハミルトンの「イントラマティック オートクロノ」を紹介しよう。
誰もが予想しなかった逆パンダ
ハミルトンの「イントラマティック オートクロノ」は、1968年に発表された伝説的なタイムピース「クロノグラフA」の50周年記念を迎えた2018年に登場した復刻モデルだ。
ケース径36mmの手巻き式クロノグラフだったオリジナルのクロノグラフAに対して、このモデルは自動巻きムーブメント「H31」の採用とともに、ケース径を40mmまでアップさせることで現代的なプロポーションに整えている。
イントラマティック オートクロノが一躍人気モデルの仲間入りを果たした最大の理由は、古くから時計好きの間で“パンダダイヤル”と呼ばれ親しまれているホワイトダイヤルにブラックのサブダイヤルを備えたレイアウトにあった。
予想は裏切り、期待は裏切らない。そんな気分にさせてくれる意外なダイヤルカラーで人気を博したのだ。
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