毎年アメリカで開催される世界最大級のカスタムカーのイベント、SEMAショー。ひと昔前はスポーツカーが中心だったが、今年はピックアップやSUVが主役。
そこで見つけた1台は、日本生まれの名作ピックアップと特撮怪獣が融合した巨大謎車両、その名も「タコジラ」。
トヨタ タコジラ(Tacozilla)
アメリカ人の遊び心と日本へのリスペクトをビンビンに感じるカスタムキャンピングカーだ。
まず、フルサイズピックアップトラックのトヨタ「タコマ」に、日本を代表する特撮怪獣ゴジラを結びつけたタコジラってネーミングが面白い。企画したのは北米トヨタのスタッフたち。名前が決まったときにはそのハマりっぷりにゴジラのような雄叫びを上げたとか上げないとか。
エクステリアデザインは、’80年代初頭にトヨタがアメリカで販売していたキャンピングカー「シヌック(chinook)」をイメージして作られており、カラーリングや角が丸いあたりが確かに’80年代のキャンピングカーっぽくていい!
最近アメリカやヨーロッパで人気のオーバーランディング(4WD車やトラックで気の向くまま旅をすること)を愛する人々に向けたレトロでクールな一台だ。
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