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2021.11.22

ファッション

“将軍”が履いたパトリックの名作「リバプール」がスケーター仕様で登場

パトリックがディアスポラ スケートボーズとのコラボレーション・モデル第三弾をリリースする。
“DIASPORA TRAINER”の箔押しがレースステイ・サイドに燦然と輝く。ベースとなったモデル、「プラティニ トレーナー」はちょうどその位置に“PLATINI TRAINER”を印字していた。「Diaspora Trainer」1万9800円(12月中旬発売予定)/パトリック (カメイ・プロアクト 03-6450-1515)
ディアスポラ スケートボーズはスケーターなら知らぬ人はいない日本を代表するブランドだ。パトリックは彼らのリクエストを受けて、名作「リバプール」をスケートボードシューズ仕様にアップデートした。
その勘どころは守備能力を高めたコンストラクションにある。
クッションをかませたトップライン、厚く長く採ったベロ、やはり長めに設計されたオーリーガード(つま先の補強パーツ)、そしてホールド力の高いカップインソール――。一方でラバーソールは可能な限り薄くしている。これはデッキへの食いつきに重きを置いた結果である。



「リバプール」は“将軍”の異名をとったフランス代表のサッカー選手、ミシェル・プラティニがトレーニングに履いたスニーカーで、かつては「プラティニ トレーナー」と呼ばれていた。
右のモデルが「プラティニ トレーナー」のオリジン。
ディアスポラ スケートボーズの面々はサッカー好きだそうだから、彼らの意見も大いに反映されているだろうが、このコラボレーションからはパトリックのルーツへのオマージュが感じられる。なぜなら、パトリックはヨーロッパのサッカー界では抜群の知名度を誇ったブランドであり、「リバプール」はその起爆剤となったモデルだからである。
アウトソールも素通りできない。そのトレッドパターンはデンマーク代表のラウドルップ兄弟が履いたモデル、「ラウドルップ プロ」に搭載されたものが忠実に再現されている。
上のモデルが「ラウドルップ プロ」のオリジン。トレッドパターンが寸分違わず再現されているのがわかる。


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