パトリックがディアスポラ スケートボーズとのコラボレーション・モデル第三弾をリリースする。
ディアスポラ スケートボーズはスケーターなら知らぬ人はいない日本を代表するブランドだ。パトリックは彼らのリクエストを受けて、名作「リバプール」をスケートボードシューズ仕様にアップデートした。
その勘どころは守備能力を高めたコンストラクションにある。
クッションをかませたトップライン、厚く長く採ったベロ、やはり長めに設計されたオーリーガード(つま先の補強パーツ)、そしてホールド力の高いカップインソール――。一方でラバーソールは可能な限り薄くしている。これはデッキへの食いつきに重きを置いた結果である。
「リバプール」は“将軍”の異名をとったフランス代表のサッカー選手、ミシェル・プラティニがトレーニングに履いたスニーカーで、かつては「プラティニ トレーナー」と呼ばれていた。
ディアスポラ スケートボーズの面々はサッカー好きだそうだから、彼らの意見も大いに反映されているだろうが、このコラボレーションからはパトリックのルーツへのオマージュが感じられる。なぜなら、パトリックはヨーロッパのサッカー界では抜群の知名度を誇ったブランドであり、「リバプール」はその起爆剤となったモデルだからである。
アウトソールも素通りできない。そのトレッドパターンはデンマーク代表のラウドルップ兄弟が履いたモデル、「ラウドルップ プロ」に搭載されたものが忠実に再現されている。
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